会長ご挨拶

 

 第22回日本医療ガス学会会長を務めさせて頂きます東京歯科大学市川総合病院の小板橋俊哉でございます。学術集会の主催にあたり、一言ご挨拶申し上げます。学術集会は平成30年11月24日(土)に水道橋と神保町の中間にある東京歯科大学の水道橋新館で行います。

 本学会は平成18年に現執行部になって以降、日本産業・医療ガス協会とともに、医療の現場で使用されるガスの安全対策への取り組み、日常の安定したガス供給への取り組みに加えて、地震等の災害時の医療ガスに関する情報の入手と供給体制の確立をメインテーマに活動を行ってまいりました。私自身、平成19年から7年間、本学会の事務局長を務めさせて頂き、この間に発生した東日本大震災時の対応など重要課題に取り組んで参りました。一方、医師、歯科医師、医学者が含まれる学術大会で重要なことはアカデミズムです。本学術大会のテーマは、「医療ガスの原点回帰:酸素の功罪」と致しました。医療ガスの原点である酸素の最新知見を通してメリットだけでなくデメリットにも焦点を当て、適正使用を促したいと考えたからです。特別講演として高気圧酸素療法を取り上げ、酸素を用いた種々の治療の最先端をお話しいただきます。また、シンポジウムでは酸素の負の側面を取り上げて議論したいと考えています。

 会場は東京駅から10分以内に来られる利便性の高い水道橋と致しました。2階の血脇記念ホールは音楽会も開催できる音響設備を有した会場ですが、それ故に飲食が禁止されております。そこでランチョンセミナーは8階の講義室で行う予定です。オフィシャルホテルはJR水道橋駅を挟んで会場と反対側の東京ドームホテルです。11月の3連休の中日が学術大会となります。前日の23日には読売ジャイアンツのファン感謝デーも催され、ホテルは混雑が予想されますので、お早めにご予約をお願い申し上げます。

 全国から多くの皆さま方のご参加、活発なご討論をお願いし、ご挨拶とさせて頂きます。