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組織・発生学講座

組織・発生学講座

組織・発生学講座

ヒトの体は1つの受精卵から非常に巧妙なシステムによって作られます。受精卵から(あるいは受精卵の前の精子や卵子を形成する段階から)細胞、組織、臓器が作られていく過程を明らかにするのが発生学であり、できあがった細胞、組織、臓器の微細構造を、光学顕微鏡や電子顕微鏡をもちいて明らかにするのが組織学です。またヒトの発生過程の巧妙なシステムを真似して臓器をつくることができれば、その方法は一番無理が無く、理にかなった再生方法と考えることができます。組織・発生学講座は組織学と、再生学の基盤になる発生学を教育と研究の対象としている講座です。

教育

教育内容イメージ

2年次に組織学(講義、実習)、口腔組織学(講義、実習)、発生病態学(講義)、歯の病変(講義)を担当しています。主に顕微鏡レベルでの正常な構造(病気になっていない状態の構造)について講義や実習を行いますが、歯については、う蝕などの病気になってしまうと、正常な構造がどのように変化するのかなどについても授業を行っています。構造(かたち)は機能(はたらき)と密接にかかわっているので、機能についても理解できるように工夫した授業や実習を行っています。
・組織学:ヒトの体の細胞、組織や臓器の構造について顕微鏡レベルで学びます。
・口腔組織学:歯科医師にとって特に重要になる、歯や歯周組織を含めた口腔・顎顔面領域の構造物について、顕微鏡レベルでの構造について学びます。
・発生病態学:口腔・顎顔面領域に生じる病気の一部は、これらが作られる過程で生じた異常を原因としています。そのためこれらの病気の診断や治療のためには、どのように口腔・顎顔面が作られるのかを理解する必要があります。発生学的な異常を原因とする病態(疾患)について学ぶのが発生病態学であり、そのうちの発生学の部分を担当しています。
・歯の病変:歯に生じる様々な病気(形成異常、う蝕、歯髄炎など)の原因や、その病気により正常構造がどのように変化するのか、などを学びます。

研究

研究内容イメージ

光学顕微鏡や電子顕微鏡を使った形態学的な方法、構造物の構成物質や分子を解析する方法、遺伝子やタンパク質を検出する分子生物学的な方法など、形態学的な研究手法にとらわれず、種々の方法を用いて研究を行っています。講座の研究テーマの他に、国内外の大学や研究機関とも共同研究を行っています。本講座で実施している主な研究は以下になります。
・口腔・顎顔面領域の構造物の発生、成長、再生に関する研究
・咀嚼や嚥下に関わる構造の発生と成長に関する研究
・顎顔面、歯、歯周組織の系統発生

スタッフ

スタッフイメージ

教授山本 仁
講師笠原 典夫
北村 啓
助教小川 雄大