<開催の報告>慶應義塾大学・東海大学・東京歯科大学・信州大学 合同事業公開講座「口腔がん治療の均てん化・標準化」

公開講座「口腔がん治療の均てん化・標準化」
日 時平成25年12月8日(日)
場 所東京・秋葉原UDXカンファレンス6Fホール
参加者95名(歯科医師95名)
内容講師・担当
挨拶東京歯科大学 大学院研究科長
田崎雅和
がん治療認定医(歯科口腔外科)
取得のために
群馬大学 大学院医学系研究科 医学部
西山正彦
座長 東京歯科大学 口腔がんセンター
高野伸夫
口腔癌研究、論文作成のためのコツ、
情報の集め方
東京歯科大学 口腔外科学講座
野村武史
口腔癌の診断東京歯科大学 口腔外科学講座
柴原孝彦
口腔癌NCCNガイドライン信州大学医学部 歯科口腔外科
栗田浩
口腔扁平上皮癌の
治療の実際
東海大学 口腔外科
太田嘉英
口腔非上皮性悪性腫瘍の
診断と治療
慶應義塾大学 歯科・口腔外科学教室
河奈裕正

講座内容

特別講演「がん治療認定医」(歯科口腔外科)取得のために」では、今、がん治療に求められている専門性、そのパラダイムシフトの状況、専門医制度の問題点とこれからの目標、日本におけるがん治療専門医の現況とこれからの展望についての講義がありました。
全身という広範な診療範囲、求められるチーム医療と専門性、認定医と専門医の育成の重点目標など非常に密度の高い講義でした。

プログラム2「口腔癌研究、論文作成のためのコツ、情報の集め方」では、最近のがん研究の潮流、新規医療技術開発などの紹介、予防法や早期発見法に関する研究など、各研究の解説がありました。
「がん研究のデザイン」として、テーマ、サンプリング、解析、関係論文など形式からキーワードの注意にいたるまで必要な要素のわかりやすい説明がありました。

プログラム3「口腔癌の診断」では、臨床診断、画像診断、病理診断といった診断の順序にそって講義がなされました。ヨード染色の状態、MR画像検査の画像など多くの資料が紹介され、原発巣と転移リンパ節の位置関係や、口腔癌の診断と治療アルゴリズムなど、数値による緻密な講義内容となりました。

プログラム4「口腔癌NCCNガイドライン」では、全米を代表する21のがんセンターで結成されたガイドライン策定組織がNCCN(National Comprehensive Cancer Network)であり、同組織が年に1回以上改定をおこなっている診療ガイドラインについての講義となりました。
今回の講義では同ガイドラインの概要と、特に「Cancer of the Oral Cavity」の部分の詳細な説明が行われました。

プログラム5「口腔扁平上皮癌の治療の実際」では、頸部郭清術、頸部におけるリンパ循環、原発巣切除術などの説明がありました。
また放射線治療についても、その治療計画の実際について、腫瘍の体積や範囲、危機臓器、とくに口腔癌治療において重要な、脳や脊髄についての興味深い講義内容となりました。

プログラム6「口腔非上皮性悪性腫瘍の診断と治療」では、非上皮性悪性腫瘍の分類、原発性、転移性それぞれの悪性骨・軟部腫瘍の標準治療のお話がありました。
症例数、部位別の腫瘍数などの紹介、診断方法など、また整形外科領域における治療方針や治療戦略などの他科領域も含めた講義となりました。

  • 講義風景
  • 挨拶
  • 座長挨拶
  • 特別講演「がん治療認定医(歯科口腔外科)取得のために」
  • 「口腔癌研究、論文作成のためのコツ 情報の集め方」
  • 「口腔癌の診断」
  • 「口腔癌NCCNガイドライン」
  • 「口腔扁平上皮癌治療の実際」
  • 「口腔非上皮性悪性腫瘍の診断と治療」
  • 質疑応答