概要
 本学は大学院を開設しており、歯学研究科に博士課程が組まれている。修業年限は4年であり、所定の単位を習得し、論文審査と最終試験に合格することによって学位が授与される。
 本大学院は歯学及び歯学に関する学問の領域において、理論応用を教授かつ研究し、その奥義を究め、人類福祉の増進、ひいては文化の進展に寄与すると共に、有能な研究指導者を養成することを目的としている。独創的研究によって従前の学術水準に新知見を加え、文化の発展に寄与すると共に、専攻分野に関する研究、指導能力を涵養することを主眼とし、歯科基礎系10講座、歯科臨床系15講座の計25講座によって構成されている。
 昭和33年4月に本大学院は開設され、歯科基礎系9講座、歯科臨床系8講座、学生募集人員17名で出発し、すでに50年が経過している。現在の学生募集人員は1学年34名、大学院生の総計は154名、これに当たる指導教員は160名であり、東京歯科大学の研究活動に重要な役割を演じている。
 これからの歯科医療の使命、歯科医学研究の大胆なパラダイム変革の必要性が認識されており、展開されている研究は裾野の広い歯学全域にわたり、その先端的研究は高い評価を得ている。また、国際化、情報化時代にふさわしい研究指導者を養成するための体制を整え、本学の人本主義に合致した教育を行っている。
 近年、社会の急激な変化とともに、大学院一般にかかわる制度、構造並びに運営について社会的論議が進められているが、本大学においては充分に対応し、さらに一層の充実を図るため努力が続けられている。 
アドミッション・ポリシー
<教育の理念・目標>
 歯学研究科では、歯学および歯学に関連する学問の領域において、理論応用を教授かつ研究し、広い視野に立って精深な学識を授けます。その結果、人類福祉の増進、延いては文化の進展に寄与するとともに、国際的な視野、優れた研究能力、豊かな学識を有する研究指導者および歯科医学研究に精通した高度な専門職業人を養成します。
<教育の基本方針>
 歯学研究科では、特定の分野について専門的な知識の習得に限らず、関連する分野についても十分な知識を得て研究を進められるようカリキュラムが組まれています。また、国際的視野を見据え、多様な問題に対処できる研究指導者ならびに専門職業人の人材養成を目指しています。
<求める学生像>
 歯学研究科では、次のような「研究指導者をめざす学生」ならびに「高度な専門知識を備えた専門職業人をめざす学生」を求めています。
  1:人類の持続的発展に貢献するために強い学術的関心と幅広い視野を持つ人。
  2:国際的視野と高度な専門知識・語学力を身に付け、人類福祉の増進に寄与したい人。
  3:既成の価値観にとらわれず、自ら問題を発見し、解決しようとする力を備えている人。
  4:将来研究指導者または高度専門職業人として国際的に活躍したいという意欲のある人。
カリキュラム・ポリシー
 国際的視野を有し、優れた研究指導者および歯科医学研究に精通した高度な専門職業人としての歯科医師を養成するため、専攻分野に加え、関連分野の知識・研究手法を修得できる科目編成を行うとともに、先進的な歯学領域の研究に関する知識・技術を教授する授業科目を開設・更新することとしています。
 ディプロマ・ポリシーに掲げる目標を達成するために、必修科目、選択科目、その他必要とする科目を体系的に編成し、研究指導に加えて、講義、研修を適切に組み合わせた教育を行います。カリキュラムの体系を示すために、科目間の関連や科目内容をカリキュラム・マップとして明示します。
 1.教育内容
 (1) 学修の基礎となる必修科目においては、主科目および大学院講義Tの履修を通し     て、専門分野の基本的視点・考え方を学びます。この学びを活かし、自らの研究課題   を考えます。
 (2) 大学院セミナーにおいては、内外の優れた研究者による講義およびディスカッションを   通して最新の知見を学ぶとともに、研究活動についての理解を深めます。
 (3)選択科目においては、大学院講義Uおよび副科目の履修を通して、関連分野の知識    の修得をはかります。
 (4)ベーシックセミナーにおいては、研究遂行に必要な機器の使用に関する知識・技術を    講義および演習を通して修得します。
 (5)臨床研修においては、それぞれが目標とする学会認定医・専門医の修得につながる
   臨床活動を行います。臨床からの学びを自らの研究に活かしていきます。
 (6)海外研修においては、外国語によるコミュニケーション能力の育成を通して、情報収     集、研究成果発表につなげ、さらなる研究の発展のためのネットワーク作りも目指し
   ます。
 2.教育方法
 (7)主科目・副科目の教育方法は、「大学院授業要覧」に明示した方略で行います。
 (8)大学院講義T、Uにおいては、形成的評価のためのフィードバックを行います。
 (9)研究は、各大学院生に指導者を指定し、実践的な指導を行います。
 (10)英語能力の向上に関しては、海外研修、外国人講師によるセミナーや国際学会に
   おけるディスカッション、TOEFLおよびIELTSなどの外部テスト導入による自己学習の
   推進や結果のモニタリングを行います。
 3.教育評価
 (11)学修および研究の進捗状況は、所属講座・研究室単位で定期的に確認を行い ます。
  (12)年1回、大学院履修簿で学修状況の評価を行い、不足している内容については、
       指導を行います。
 (13)3年次には、それまでの研究進捗を「研究進捗報告会」で形成的評価を行います。
 (14)総括的評価は、履修簿の内容をもって行います。学位論文は、学位論文審査委員会    で判定します。


ディプロマ・ポリシー
 本学歯学研究科に必要な年限在学して所定の単位【30単位以上(主科目24単位、共通 講義4単位以上(1,2年の各年次において必修講義2単位を含む))、大学院セミナー3単位以上(1〜3年の各年次において1単位以上)】を修得し、必要な研究指導を受けた上、その成果を学位論文としてとりまとめ、学位論文審査及び最終試験に合格し、次の要件を満たす者に修了を認定し、博士(歯学)の学位を授与します。

  1.専攻分野に新しい知見を示した。
  2.歯科医学の発展に寄与する能力を有する。
  3.国際水準の研究・指導能力を有する。
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