• 小
  • 中
  • 大
  • 標準
  • 青
  • 黄
  • 黒
診療科・部門のご案内
  • 診察のご案内
  • 診療科・部門のご案内
  • 入院・面会のご案内
  • 救急診療のご案内

整形外科専門研修プログラム 専攻医募集

整形外科専門研修プログラム 専攻医募集

専門研修プログラムに関する問い合わせ先

TEL 047-322-0151
Email anazawa@tdc.ac.jp (整形外科 穴澤)
miwase@tdc.ac.jp  (人事課 岩瀬)

当院整形外科は脊椎脊髄、人工関節、手外科、骨・軟部腫瘍の専門医が指導医として常駐し、ほぼあらゆる整形疾患に対応できる全国でもまれな施設です。また当院は救急部も独立しており、外傷疾患も積極的に取り扱っています。さらに災害拠点病院であることより、DMATチームも構成され、災害医療も学ぶことが可能です。

当科の特徴は、常に最新の治療、診断にチャレンジしていることです。そのために最新の手術法、機材の導入を積極的に行っています。最新の機材としては、術中のイメージ画像と取り込んだCT画像を術中にリアルタイムで確認できる術中ナビゲーションシステムを導入し、正確で安全な手術を行っています(図1)。また、エコー画像とCT画像をfusionできる最新のエコーシステムも導入されています。さらに、CT画像を3次元にシュミレーションし有限要素解析をおこない、手術法や固定法の評価も行っています(図2)。

脊椎・脊髄疾患については、筋肉温存型低侵襲手術を顕微鏡下に行い、術後早期の離床・退院を実現し、国内はもとより世界でも高い評価を受けています。特に顕微鏡下の手術の執刀時には、指導医と同じ視野で術野を確認し、手術を行えることは手術のテクニックを磨く上で非常に有利になります(図3) 。また、脊柱管狭窄症や変形性脊椎症のみでなく、脊髄空洞症、脊椎腫瘍等に対しても積極的に治療を行っており、当院の研修で、脊椎のみでなく脊髄疾患も十分経験することができます。

股関節・膝関節疾患については、最小侵襲手術(MIS)も積極的に行っており、新しい人工関節システムも導入しております。病状の進行度、年齢によっては人工関節ではなく、長期の安定した成績の期待できる関節の形成手術も施行しています(図4) 。また、高度な技術が要求される人工関節の再手術例についても積極的に手術を実施しています。一方で、治療を行う施設がきわめて限られる小児整形も専門医が対応、治療を行っています。

限られた施設でしか経験できない骨・軟部腫瘍疾患についても学ぶことが可能です。骨軟部腫瘍については、がん専門施設と同様の水準で化学療法、放射線療法、手術療法を行っています。癌の骨転移に関しても積極的に治療を行い、患者さんの状態によっては早期の社会復帰を実現しています(図5) 。がん患者の予後が改善している今日、整形外科医の骨転移に対する役割が非常に大きくなっています。当科では四肢の病的骨折のみでなく、転移性脊椎腫瘍にも積極的に治療を行い良好な治療成績を得ています。骨転移の治療を学べることは本施設の大きな特徴と考えます(図6) 。

きわめて専門性が高い手外科の疾患、すなわち手・指の神経損傷、腱損傷、骨折、および肩関節、肘関節疾患についても、手の外科の専門医が積極的に治療をおこない、多くのことを学べると考えます。

特に、肩関節、足については専門外来を開設し、若い先生にエコーや足の診察のレクチャーを行っています。
最近、大きな注目を浴びつつある骨粗鬆症についても、専門医および専門の看護師がチーム医療を実践し、骨量、骨強度の有限要素解析を行って独自の解析を進めています。また、圧迫骨折に対しても経皮的椎体形成術を骨粗鬆症の治療の一環として実践し(図7) 、薬物療法のみでなく、外科的治療も含めた骨粗鬆症の包括的な治療を進めています。

以上のように当院整形外科の特色は、きわめて専門性の高い独自の治療を高度な水準で幅広く実現していることです。

関連施設については、慶友整形外科病院、松戸整形外科病院は脊椎、人工関節、スポーツに特化した施設で、特にスポーツはプロ選手の治療も行っています。また、千葉西総合病院、亀田総合病院は、外傷、一般整形を幅広く扱う地域の中核病院です。

本プログラムを終了することで、整形外科一般の実力とともに高度の専門性をもった研修を経験できると信じています。


図1 腰椎に対するナビゲーション手術

図2 有限要素法によるコンピューターシミュレーションによる骨強度解析

図3 環軸椎亜脱臼に対する、顕微鏡下筋肉温存固定術

図4 臼蓋不全に対する骨切り術

図5 肺癌大腿骨近位骨腫瘍に対する広範切除、腫瘍用人工骨頭置換(左)
骨盤悪性骨腫瘍に対する広範切除、再建術(右)

図6 顕微鏡を使用した転移性脊椎腫瘍の治療

図7 L1圧迫骨折に対する、経皮的椎体形成