2026年5月22日(金)から23日(土)にアクトシティ浜松(浜松市)において開催された第69回春季日本歯周病学会学術大会にて、歯周病学講座の富田幸代准教授が日本歯周病学会教育賞を受賞した。
本賞は、歯周病学教育の発展に寄与した取り組みを表彰するものである。受賞対象となった取り組みは、「患者治療動画と3D printed model(3D模型)を使用したスケーリング・ルートプレーニング(SRP)の教育コンテンツの開発」である。
本研究では、臨床実習中に行う教育プログラムとして、患者治療動画と3D模型を使用した教育手法を開発した。第5学年の学生を対象に、対照群にはスライドによるSRPの講義を行い、実験群には講義に加えて患者治療動画を視聴させた。その後、学生は3D模型を使用したSRPを実施し、歯石除去率を指標として教育プログラムの有用性を検討した。その結果、実験群は対照群と比較し歯石除去率が有意に高く、SRPの手技向上には患者治療動画が有用であることが示唆された。実際の患者治療動画と模型を併用することで、学生の能動的な参加を促し、より多くの症例パターンへの対応力向上につながることが期待される。また、この手法は歯学部の学生のみならず、歯科衛生士や臨床研修歯科医のスキルアップにも役立ち、治療の質向上に寄与することが期待される。
