2026年9月5日(土)から6日(日)に、愛知学院大学名城公園キャンパス(名古屋市)において開催された第68回歯科基礎医学会学術大会にて、生理学講座の黄地健仁講師が一般社団法人歯科基礎医学会 第38回(2026年度)学会奨励賞を受賞し、受賞講演を行った。
本賞は、歯科基礎医学およびその関連領域において、国内で行われた優れた研究成果を論文として発表した研究者を表彰するものであり、学術大会での発表および学術論文として公表された研究を対象に選考される。黄地講師は、「ペリサイトは小胞体ストレスに依存する象牙芽細胞前駆細胞である」と題して受賞講演を行った。講演では、象牙芽細胞が失われた際に、歯髄血管周囲に存在するNG2陽性ペリサイトが速やかに応答し、象牙芽細胞前駆細胞として機能すること、さらに小胞体ストレス応答を介して、感覚受容および象牙質形成を担う機能的な象牙芽細胞へと分化することを紹介した。
本研究は、歯髄血管周囲のペリサイトが、傷害時に象牙芽細胞を供給する重要な細胞集団であることを示すものであり、歯髄・象牙質再生の理解に新たな知見を与える研究である。
