- Message From The President
東京歯科大学学長 片倉 朗
最先端の教育の先にある、
人に寄り添う医療。
歯科医師を目指す皆さんへ
東京歯科大学のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。学長の片倉です。
歯科医師は顎口腔領域に関連する病気や異常を治療し、口・顎・顔面の正常な機能と形態を回復することが仕事です。すなわち歯科医師は「食べる」、「話す」、「息をする」、「気持ちを表現する」といった人としての毎日の営みに深くかかわっていく仕事です。これらの機能の維持と増進は一人ひとりがそれぞれのコミュニティで幸せを感じながら生きることに直結します。
歯学部を目指すということは、単なる大学への進学ではなく「口腔に関連する医療や健康増進を通じて幸福感のある人生を提供する」という大きな使命を担うことへの挑戦です。人生100年時代、皆さんも多くの方が100歳近くまで生きることでしょう。う蝕、歯周病、歯の欠損、歯並びなどを治すという一般的な歯科治療は技術や材料は日々進歩していますが歯科では普遍的な領域です。一方で長寿社会となった今、医療全体の中で歯科医師はこれまでとは異なった多くのことを求められるようになりました。全身的病態を鑑みた口腔疾患への対応、出生から最期までの一貫した口腔機能の維持、摂食・嚥下のリハビリテーション、入院・在宅医療での口腔健康管理など、歯科医師は医師・看護師・管理栄養士・ケアマネージャーなど多くの職種とも関わって行ってその使命を果たさなくてはなりません。また、歯科医療はデジタル化とAIの進化によって大きく変わろうとしています。CAD/CAMによる精密な入れ歯やインプラント治療、AI診断支援による口の粘膜や顎の骨の病気などの早期発見、そして患者一人ひとりに合わせたパーソナライズ治療。皆さんが歯科医師になるために学ぶ知識と技術はこれからの時代にますます価値を増していきます。東京歯科大学はこのような進歩にも広く対応できる教育プログラムと施設・設備が準備されています。
しかし、医療人とって最も大切なのは人の声に耳を傾け心に寄り添う力です。患者さんやご家族の不安を和らげ、信頼を築くのはあなたの優しさと誠実さです。東京歯科大学の建学の精神は「歯科医師たる前に人間たれ」です。時代を見据えた新しい知識と技術を享受しながらも、6年間の学生生活を通じて本学の伝統である「歯科医師たる前に人間たれ」が自然に培われるのが東京歯科大学です。
本学に入学して最先端の歯科医学を学び品格ある歯科医師を目指してください。