Department of Pathology

病理学講座

Feature

病理学講座の特徴
病理学講座の特徴

疾患の正しい理解と歯科臨床を科学的に追究する

病理学講座は、疾患を正しく理解するために、その疾患の原因や病態を明らかにすること歯科臨床のエビデンスを追究する講座です。本講座では、形態学を基盤として機能的手法を取り入れた基礎歯科医学的研究を推進するとともに、病理学・口腔病理学・臨床検査学の教育を担っています。さらに、病理診断を通じて臨床を支援し、診断や治療方針の決定に貢献しています。

現在、教授、准教授、非常勤講師、講師、助教、助教(臨床教員)で、研究・教育・臨床の各分野が連携した活発な教室運営を行っています。

Education

病理学講座の教育

病理学を基盤とした全人的歯科医療を提供できる歯科医師の育成

本講座の教育の特徴は、医学・歯科医学を総合的に理解し、全人的な歯科医療を提供できる人材を育成することにあります。病理学は、将来学ぶすべての臨床科目と密接に関連する学問であり、歯科医師として必要な基礎的知識の根幹を成す重要な分野です。

第3学年では、前期に病理学講義を通じて、臓器の違いを超えて共通にみられる疾患を、その原因、発病、経過、転帰という一連の変化を学びます。身体で起こっている現象を形態学的に総括的に捉え、病理学総論として医学的・病理学的用語の正確な理解を深めます。後期では、口腔病理学の講義を通じて、病理学各論として口腔疾患を総論に基づいて体系的に理解するとともに、口腔領域特有の病態について学修します。さらに、病理学実習および口腔病理学実習により、講義で学んだ内容を実際の組織像として観察し、疾患の原因、発生部位、病態の変化を自ら考察することで、理解を一層深めていきます。

第4学年では臨床検査学の講義を担当し、ヒトの身体内で起こっている現象を客観的に評価する視点を養います。疾患の診断や治療方針決定の基盤となる臨床検査の方法とその意義を学び、検査結果から疾患像を読み取り、治療効果やその予後を評価するための知識を身につけます。

第5学年の登院臨床実習では、口腔外科において実際に患者から採取された生体材料を対象として、病理診断や臨床検査データの解釈を検討します。これにより、基礎から臨床へと連続した学びを通じて、実践的な診断能力と臨床的思考力を形成します

Research

病理学講座の研究
病理学講座の研究

臨床へとつながる基礎歯科医学的研究

本講座の研究の特徴は、病理学的手法を用いて形態学的に疾患の本質を明らかにし、基礎研究と臨床を結びつける点にあります。

本講座では病理学の枠にとどまらず、基礎歯科医学、臨床歯科医学、再生医療、材料科学など、さまざまな分野とコラボレーションした研究も推進しています。これにより、病態解明にとどまらず、新たな診断法や治療法の創出につながる研究成果を社会へ還元することを目標としています。

主な研究テーマ

  • 口腔疾患の病態解明
  • エクソソームに反映されたがん特異的遺伝子変異の診断法の確立
  • 歯および支持組織、口腔粘膜の創傷の治癒に関する研究(再生と分化と誘導)
  • Tissue engineeringによる歯および支持組織の再建
  • 歯胚移植による顎骨再生治療の開発
  • インプラントと生体組織反応

Clinical Support

病理学講座の臨床支援

病理診断と地域医療連携

本講座では、臨床支援の一環として、水道橋病院および千葉歯科医療センターの口腔外科などで採取された摘出・切除検体を対象に病理診断を行っています。
難解な症例については、他大学病理診断科と密接に連携し、より精度の高い診断に努めています。

また、水道橋病院臨床検査科では、他施設の歯科医院などから受託した病理検査も実施しています。病理検査のお申し込みにつきましては、こちらからご依頼ください。