1. 目的・使命
本大学院は、歯学及び歯学に関連する学問の領域において、理論応用を教授かつ研究し、人類福祉の増進、延いては文化の進展に寄与するとともに、優れた研究指導者及び歯科医学研究に精通した高度専門職業人としての歯科医師を養成することを目的・使命とする。
2. 課程及び修業年限
博士課程、4年
3. 研究内容
歯科臨床系
| 分野・講座主任 | 主な研究内容 |
|---|---|
| 歯内療法学 山田 雅司(代行) |
歯髄および根尖性歯周炎の病態および診断 歯の移植・再植と歯根膜組織 難治性根尖性歯周炎とバイオフィルム 根管形成状態のMicro-CTによる三次元的解析 口腔内細菌に対する歯髄組織、根尖組織の応答 保存修復用材料に関する基礎研究および臨床 歯科用CAD/CAMシステムに関する研究 |
| 歯周病学 齋藤 淳 |
歯周組織再生の基礎的・臨床的研究 歯周病原細菌と宿主の相互作用 歯周病原細菌の新規検出法 抗菌療法の臨床的・細菌学的評価 歯周疾患と全身疾患との関連の解明 歯周病の治療と口腔関連QOL インプラントに対する生体組織反応 |
| 保存修復学 村松 敬 |
歯髄のダメージ回復機構 歯髄幹細胞の分化、増殖と臨床応用への可能性 歯髄細胞における細胞間結合装置の役割 歯質の脱灰抑制・再石灰化促進機構の解明と臨床応用 アブフラクションの成立機構 マイクロCTの歯科研究への応用 レーザーの歯科臨床応用 修復材料および歯質の色彩学的検討 歯質・修復材料の接着機構およびその長期安定性 |
| 小児歯科学 新谷 誠康 |
歯列・咬合の成長・発達に関する形態的および機能的研究
先天異常疾患の発生因子に関する分子生物学的研究
硬組織の分子進化 硬組織基質蛋白質の機能に関する研究 口腔内細菌叢から見た口腔・全身疾患発症要因の検討 口腔レンサ球菌の有する宿主病原性の検討 |
| 口腔顎顔面外科学 渡邊 章 |
唇顎口蓋裂に関する基礎的、臨床的解析 顎変形症の分析、評価と治療に関する解析 口腔悪性腫瘍に関する基礎的、臨床的解析 顎関節疾患に関する基礎的、臨床的解析 顎口腔領域の形態・機能再建に関する研究 生体材料および再生医学に関する研究 |
| 口腔病態外科学 菅原 圭亮 |
口腔癌の早期診断と予防に関する基礎的、臨床的研究 口腔機能のアンチエイジングに関する基礎的研究 口腔顎顔面痛に関する基礎的・臨床的研究 唾液を用いた口腔病態の診断に関する基礎的研究 |
| 老年歯科補綴学 上田 貴之 |
咬合および咀嚼・嚥下機能の解析および評価 高齢者への対応および顎口腔系機能の老化の評価 高齢者の口腔機能低下について ブラキシズムとストレスマネージメント 高齢者の口腔機能管理および口腔衛生管理 顎口腔系機能の評価(唾液量、筋活動、下顎運動など) 可撤性義歯およびインプラント関連材料の開発評価 顎欠損症例の機能評価(発音、咀嚼、嚥下など) |
| クラウンブリッジ補綴学 関根 秀志 |
顎口腔系の生理機能に関する補綴的アプローチ 歯科審美(クラウン・ブリッジと生体との調和) 顎口腔機能と全身との関連性(臨床応用の実際) 生体材料(オールセラミックス,CAD/CAM,セメント) 再生歯科医療(顎骨再生ほか) 口腔内デジタル印象の臨床応用に関する検討 デンタルインプラントに関する補綴学的検討 |
| パーシャルデンチャー 補綴学 田坂 彰規 |
顎口腔機能における咬合の役割に関する研究 補綴診断に必要とされる客観的評価の検討 摂食嚥下における食塊の動態に関する研究 顎骨における生体アパタイト結晶配向性の解析に関する研究 ゼータ電位による補綴材料表面への唾液タンパクの吸着性評価に関する研究 咬合がストレス緩和に及ぼす影響に関する研究 3Dプリンタの補綴領域への応用に関する研究 |
| 歯科矯正学 西井 康 |
顎顔面歯列に加わる外力と組織の応答に関する研究 三次元コンピューターシミュレーションを用いた研究 口腔機能に関連した顎運動、気道、習癖に関する研究 加齢と歯列形態の関連に関する研究 筋電図を利用した電気生理学的研究 先天性疾患ならびに顎変形症の歯科矯正治療に関連する研究 |
| 歯科放射線学 後藤 多津子 |
特殊画像検査の診断基準に関するretrospective研究
CT画像をベースとする硬組織の観察研究
MR画像をベースとする軟組織の観察研究
US画像診断におけるelastographyの効用に関する研究 |
| 歯科麻酔学 松浦 信幸 |
局所麻酔法の工夫・改良 血管収縮薬の局所的・全身的作用 静脈内鎮静法に使用する薬物の薬理作用 全身麻酔中のストレス制御 歯科患者(高齢者・有病者・障害者)の全身管理 慢性疼痛の発症メカニズムと治療 |
| 口腔健康科学 福田 謙一 |
【障害者歯科・口腔顔面痛研究室】 障害者(認知症、知的障害者など)の全身管理・口腔管理・行動調整法に関する研究 歯科治療回避患者(歯科恐怖症、強度嘔吐反射を有する患者など)の口腔管理・行動調整法に関する研究 口腔ケア効率促進デバイスや口腔内医療安全改善デバイスの開発 口腔顔面痛(神経障害性疼痛、咀嚼筋・筋筋膜疼痛、舌痛など)の病態分析 疼痛関連遺伝子多型研究 睡眠時ブラキシズムの生理機構とそれが咀嚼筋、顎関節、歯根膜、歯髄に及ぼす影響に関する研究 【摂食嚥下リハビリテーション研究室】 摂食嚥下機能評価ならびにリハビリテーション手技の新規開発
摂食嚥下リハビリテーション介入の効果検証 乳幼児の摂食嚥下機能発達 【スポーツ歯学研究室】 顎口腔系のスポーツ外傷に関する研究 顎口腔系の状態変化やガム咀嚼が、全身運動機能へ及ぼす影響 マウスガードの機能についての基礎的研究およびその用材の開発 スポーツにおける身体運動時の口腔内状態に関する研究 筋や骨細胞とメカニカルストレスに関する研究 顎口腔系の状態変化が脳活動に及ぼす影響 顎口腔系の状態変化が静的・動的立位の重心動揺へ及ぼす影響 中高齢者の歩行と顎口腔系の状態との関連に関する研究 中高齢者の転倒予防にスポーツスプリント装着歩行が及ぼす影響 顎口腔系の状態変化が上下肢筋肉のダメージに与える影響 |
| 口腔インプラント学 佐々木 穂高 |
【研究の目的と目指すべき方向性】 成功率の向上(新素材の開発、新システム・デザインの開発、力学的メカニズムの解明等) 適応症例の拡大(リスクファクターの明確化、各種骨造成術のメカニズムと予後、母床骨の改善、インプラントの軟組織のマネージメント等) 治癒期間の短縮(即時荷重、早期荷重、抜歯後即時荷重のメカニズムと経年的変化) 審美性の追求(インプラントと歯周組織の変化、歯周病菌との関連等) 医療安全(ナビゲーションシステムの開発、教育プログラムの開発等) 【具体的研究内容】 リスクファクターの明確化(有益な術前診断法の確立)
骨形成、骨質改善によるインプラント治療の適応拡大(リスクファクターの改善)
インプラント周囲軟組織の遺伝子発現とインプラント周囲炎の防止
ジルコニアインプラントの可能性
|
| 口腔腫瘍外科学 野村 武史 |
口腔粘膜疾患の診断と治療に関する研究
口腔顎顔面の機能に関する研究
全身疾患と口腔との関連についての研究
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| オーラルメディシン・ 病院歯科学 中島 純子(代行) |
精神鎮静薬の生体機能に与える影響に関する研究 急性期脳卒中患者における嚥下障害の病態および口腔管理法に関する研究 う蝕病原菌と脳卒中リスクの関連性に関する研究 周術期口腔機能管理の効果と標準的手法に関する研究 摂食・嚥下障害への歯科的アプローチに関する研究 サルコペニアと口腔機能障害に関する研究 舌がん術後症例の摂食嚥下障害の診断と治療に関する研究 顎顔面欠損患者の機能障害に対する診断と治療に関する研究 睡眠時無呼吸に関する研究 |
歯科基礎系
| 分野・講座主任 | 主な研究内容 |
|---|---|
| 解剖学 阿部 伸一 |
上皮・間葉ハイブリッド型細胞シートの開発 顎骨における生体アパタイト結晶の配向性 インプラント治療を想定した三次元有限要素解析 3Dプリンタを用いたファブリケーションテクニック SAMP6を用いた加齢による骨粗鬆症の解明 歯科インプラント埋入シミュレータ開発 粘膜の力学的物性計測と伸長シミュレーション 顎顔面形態形成に関与する各種タンパク質の検索 |
| 組織・発生学 山本 仁 |
歯と歯周組織を含む顎顔面領域の構造物の発生、成長、再生 エナメル質結晶の形成と成長および脱灰と再石灰化 萌出と機能に伴う歯と歯周組織の超微構造的変化 骨の形成と成長および形成障害 顎顔面、歯、歯周組織の系統発生 |
| 生理学 澁川 義幸 |
象牙芽細胞と歯髄細胞に関する生理学的研究 口腔・顔面領野における感覚受容細胞の機械-電気化学変換機序に関する生理学的研究 三叉神経節ニューロンの痛み受容機構の解明 細胞内時計遺伝子の機能発現機序の解明 |
| 生化学 大野 建州 |
S.mutans の分子遺伝学 幹細胞の機能解明とその癌の診断及び、治療への応用 iPS細胞、組織幹細胞維持機構の解明 組織再生におけるサイトカインの役割 iPS細胞と組織幹細胞の増殖分化・細胞死制御機構 「幹細胞の運命決定機構」の解明 癌とiPS細胞、組織幹細胞 幹細胞のEpigenetics 疾患細胞由来iPS細胞を用いた疾患病態解明 遺伝子編集技術を用いた疾患細胞iPSの正常化 |
| 病理学 松坂 賢一 |
歯牙および歯牙支持組織、口腔粘膜の創傷の治癒に関する研究(再生と分化そして誘導) インプラントと生体組織反応(天然歯と共存できるインプラントの研究・開発を目指す) Tissue engineering による歯牙および歯牙支持組織の再建(幹細胞を用いた人工口腔組織の研究・開発により、再建学の充実を計る) 人工タンパク創製と応用(生体の改質) 歯科臨床に生かす検査医学(オーダーメイド治療) レーザー治療(細胞活性化と死滅) 未来歯科治療におけるトランスレーショナルリサーチ iPS細胞を用いた再生医療の開発 口腔癌、歯原性腫瘍、唾液腺腫瘍の病態解明 |
| 微生物学 米澤 英雄 |
口腔細菌叢のメタゲノム解析 口腔細菌のバイオフィルム形成メカニズムの解析 歯周病原性菌のストレス回避機構の解析 歯周病原性菌による歯周病発症メカニズムの解明 歯周病原性菌の動脈硬化症・糖尿病等への関与のメカニズムの解明 歯周病予防ワクチンの開発 Candida albicansの病原性発現機構の解析 |
| 薬理学 笠原 正貴 |
抑制性唾液分泌調節機構の解明 唾液腺機能障害とフリーラジカル ストレスによる唾液腺機能障害 口腔癌細胞とアポトーシス誘導生理活性物質と抗癌剤 スタチン系薬物による新しい骨再生材料の開発 全身麻酔薬が脳グルコース代謝におよぼす影響 メタボローム解析の手法を用いた口腔癌関連分子標的マーカーの解析 |
| 歯科理工学 服部 雅之 |
チタン合金の開発と特性の解明 歯科用合金の電気化学的腐食特性の解明 歯質及び修復物の接着性評価 歯科用CAD/CAMと積層造形 インプラント材の表面改質による機能性の向上 再生歯科医療用材料の開発 歯冠修復用セラミックス材料の 評価 |
| 衛生学 杉原 直樹 |
齲蝕(歯冠および歯根面)の疫学的研究と予防ガイドラインの作成 日本人のライフステージにおける口腔保健行動 高齢者の口腔保健ケアとADLおよびQOLとの関係 現在歯のパーセンタイル曲線に関する研究 臨床疫学研究 口腔保健のための予防技術の開発と評価 唾液腺培養細胞の時計遺伝子発現解析 職域における口腔保健に関する研究 |
| 法歯学・法人類学 石川 昂 |
DNA多型の集団遺伝的研究、DNA多型による地理的由来の推定に関する研究 法歯学的物体検査に関する研究 顎顔面領域の形態的情報からの個人識別に関する研究 骨からの個人識別に関する研究 個人識別に係る画像の解析法に関する研究 |
| 社会歯科学 平田 創一郎 |
歯科医療の需給に関する研究 医療機関の機能に関する研究 医療従事者の業務に関する研究 歯科医療の医療経済学的な研究 介護予防としての口腔機能の向上に関する研究 高齢者の口腔環境の維持・増進に関する研究 社会的要因による新たな歯科保健・医療のあり方に関する研究 社会的要因の変化に伴う国民の保健行動に関する研究 歯科医療機関の安全管理手法に関する研究 歯科医学教育・臨床研修・生涯研修に関する研究 |