東京歯科大学は、医療・保健・福祉における地域の「知の拠点」として、教育研究の成果を広く社会に還元することを目指しています。
地域社会の活動に積極的に参画し、皆様に広く開かれた大学であるとともに、学外の機関や企業とも連携しながら、医療・歯科医療の課題解決に向けて共に歩みを進め、より質の高い社会貢献へと繋げています。
千代田区との連携について
千代田区長と一戸前学長
東京歯科大学は、2023年1月20日に千代田区と「千代田区内大学と千代田区の連携協力に関する基本協定」を締結しました。
歯科大学として、区や地域の健康維持・増進に貢献するとともに、地域の皆様からの教育活動等への協力を得ながら、双方向の連携を継続してまいります。
また、町内会の皆様とも密に連携し、安全なまちづくりに努めるなど、地域社会の一員として、共に歩み、健やかで快適な未来を創り出していくことを目指します。
千代田区立図書館と東京歯科大学図書館の相互協力事業
2023年5月1日に本学図書館と千代田区立図書館とで、「東京歯科大学図書館と千代田区立図書館との相互協力に関する覚書」を締結しました。それに伴い、千代田区在住の方で、千代田区立図書館の有効な貸出券をお持ちの満20歳以上の方は、調査研究を目的とした東京歯科大学図書館の資料の閲覧・複写のご利用が可能です。
活動実績
本学図書館での認知症普及啓発コーナー(ちよだはあとブックス)の設置
千代田区の「ちよだはあとブックス」に協力し、「世界アルツハイマー月間」である2025年9月1日(日)~9月30日(月)の間、本学水道橋校舎本館図書館にて認知症関連書籍を紹介するコーナーを配置し、認知症に関する普及啓発活動を行いました。
本学学生に向けた千代田区立図書館の利用者登録とWeb図書館の紹介
本学図書館では、千代田区立図書館の専門スタッフをお招きし、学生に向けた利用者登録会や電子書籍を活用できる「千代田Web図書館」の紹介を 行っています。学生の学修環境の充実を図るとともに、地域公共サービスへの理解を深める一助となっています。
展示「東京歯科大学 推しの99冊 歯科大学教職員と歯学部学生さんたちのお薦め本を読破しよう!!」を開催
千代田図書館にて本学教職員、学生が推薦した図書の展示「東京歯科大学 推しの99冊 歯科大学教職員と歯学部学生さんたちのお薦め本を読破しよう!!」が2025年2月22日までの期間で開催されました。
新聞掲載:2024年12月19日朝日新聞朝刊(東京地域総合・18面)に掲載
区民公開講座の実施
学生教育・実習・研究活動
学生が地域社会の構造や課題に直接触れる行政や福祉の現場を体験しています。
実学としての知識、技能、態度を学修し、社会の一員としての広い視野と責任感を育み、将来、地域医療を支える歯科医師としての実践力を養っています。
活動実績
千代田区政にインターンシップで参加
本学では、区政の現場で就業体験を行う「千代田区インターンシップ」を推進しています。 この制度は、区内の大学に通う学生が実際の行政実務に触れることで、職業意識の向上や地域課題への理解を深めることを目的としています。 本学の学生も、実習生として区の各部署で活動しており、公務の責任感や地域社会への貢献を肌で感じる貴重な機会となっています。
千代田区内地域包括支援センターにおける歯学部実習の実施
千代田区内の地域包括支援センターと連携し、学生の現場実習を実施しています。 地域福祉の最前線を学ぶことで、人生100年時代に対応し、医療・介護の架け橋となって地域包括ケアに貢献できる歯科医師の育成を目指しています。
千代田区内町内会との連携について
水道橋校舎は歴史ある地域とのつながりを大切にし、神田三崎町一丁目町会に加入しています。
行事等への参画を通じ、住民の皆様と顔の見える関係を構築しながら、相互扶助の精神で、安全で活気あるまちづくりへの貢献を目指しています。
活動実績
歯学部診療参加型カリキュラムへの地域住民の参加
歯学部の診療参加型カリキュラムに参加するボランティア組織(ペイシェントコミュニティ〔P-Com〕)に、町会の協力を得て地域住民から多くの加入をいただき、本学の教育活動の充実に繋げています。
糸魚川市との連携について

山本副学長と糸魚川市長
2019年9月より、本学は新潟県糸魚川市と「東京歯科大学と糸魚川市との包括的連携に関する協定」を締結しております。本協定は、人的・知的交流を通じて地域に根ざした多様な学びの機会を提供するとともに、教育分野等において相互に協力し、地域社会の発展および人材の育成に寄与することを目的とするものです。
本協定に基づき、糸魚川市内の高等学校において高大接続を意識した出張講義を実施しているほか、歯科医療への関心を高める「こどもの職業体験」や、地域住民の健康増進を目的とした市民公開講座を開催するなど、幅広い啓発活動に取り組んでおります。
活動実績
高校での模擬授業
市民公開講座
高大接続を念頭に入れた「高校での模擬授業」
糸魚川市との連携事業の一環として、県内の高校において大学および短期大学の教員による模擬授業を実施しました。
進路選択を考える高校生を対象に、歯科医療の役割や口腔の健康と全身の健康との関係について解説するとともに、歯科医学教育の概要を紹介しました。
歯科医療への興味をはぐくむための「こどもの職業体験」
2024年11月30日、小学3~6年生を対象とした「ひろがるミライ!キッズフェスタ☆2024」が糸魚川市地区公民館にて開催され、本学は歯科のお仕事体験ブースを参加しました。
体験型プログラムを通じて歯科医療の役割を楽しく伝え、子どもたちが将来の職業選択や、お口の健康への関心を育む機会となりました。当日は多くの来場者が訪れ、地域社会と歯科医療を繋ぐ大変有意義な活動となりました。
歯科に関する啓発活動としての「市民公開講座」
2025年2月28日、糸魚川市との協定に基づき、新潟県にて生涯学習講座「お口の健康教室」を開催しました。今回は「健康長寿はお口の中から」をテーマに、オーラルフレイル対策の重要性や本学の紹介について講演を行いました。
当日は定員を上回る市民が参加し、質疑応答が時間超過するほど活発な場となりました。アンケートでも「口の健康の重要性を実感した」と大変好評を博し、地域住民の関心の高さが伺える有意義な機会となりました。
その他の取り組み
東京2025世界陸上マラソン沿道観客向け暑さ対策の休憩所設置
2025年9月14日(日)および15日(月)に実施された「東京2025世界陸上競技選手権大会」マラソン競技において、東京都環境局および公益財団法人東京都環境公社 東京都環境科学研究所 東京都気候変動適応センターが主催する暑さ対策事業の一環として、沿道に計13か所の休憩所が設置されました。
本学はそのうちの1か所として、水道橋校舎新館前のスペースを提供し、大会運営の支援ならびに地域貢献に取り組みました。2日間で約1,700人の方々に休憩所をご利用いただき、観客の皆さまの熱中症予防および快適な観戦環境づくりに貢献いたしました。
東京都オリンピック・パラリンピックへの協力
一般財団法人東京都オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と協定を締結し、大会に向けた各種取組を推進するため、相互に連携・協力しました。
本学口腔健康科学講座スポーツ歯学研究室の歯科医師を中心に、各会場の選手用医務室において医療業務に従事しました。
新型コロナワクチン接種への協力
本学は、内閣府および千代田区からの要請を受け、2021年6月25日(金)から8月13日(金)までの期間、千代田区内を対象とした職域接種会場として学内スペースを提供いたしました。
本学附属医療機関の医師、歯科医師、看護師の全面的な協力のもと、本学の学生・教職員をはじめ、千代田区内の教育機関や保育所等の職員(教諭、保育士、放課後児童支援員等)など、接種を希望する約2,400名に対し、モデルナ社製ワクチンを用いた集団接種を実施いたしました。
なお、本取り組みは歯科医師が打ち手として参加した全国的にも先駆的な事例として、多くのメディアからも注目を集めました。
東日本大震災被災地での歯科医療支援
本学は、厚生労働省、日本歯科医師会からの要請を受け、東日本大震災で被災された皆様の口腔ケアを中心とした歯科医療に当たるため、千葉病院(現・千葉歯科医療センター)の歯科医師2 名、歯科衛生士1 名が2011 年4 月25 日(月)から4 月28 日(木)まで福島県相馬市、南相馬市を中心として歯科医療活動を行っています。