2026年4月16日(木)から18日(土)に朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター(新潟市)において開催された、第80回NPO法人日本口腔科学会学術集会にて、生理学講座の黄地健仁講師が優秀ポスター賞を受賞した。受賞演題は「歯髄Pericyteは象牙芽細胞分化過程でMSCsの性質を有しATP放出チャネルのPanx1/CALHM1/VRACを発現する」であった。
本研究は、hexaraphane適用時の象牙芽細胞と歯髄細胞に与える影響、および石灰化駆動のための細胞間連関を生体歯髄損傷モデルとRNA-seqを用いたmRNA発現パターン解析から明らかにすることを目的として行われた。研究の結果、hexaraphaneが特定のシグナル経路抑制により、一部の象牙芽細胞の細胞死を誘発するが、残存する細胞のATP受容体とADP受容体を介して細胞内のCa2+濃度を上昇させる可能性が示唆された。また、細胞内外のイオン交換とともに、細胞内ATP生成の活性化により、細胞膜Ca2+排出系タンパク質の活性化を介して石灰化駆動が生じる可能性が示唆された。
