口腔腫瘍外科学講座の三邉正樹講師が、日本私立学校振興・共済事業団の「2026年度若手研究者奨励金」に採択された。
本奨励金は、私立大学等に所属する若手研究者による独創的かつ発展性の高い研究を支援する研究助成制度で、学内選考を経て大学から推薦された研究課題が事業団による審査を受けた。本年度は141件の応募の中から37件が採択された(採択率26.2%)。また、本研究課題は応募課題の中でも上位5~15%に位置するとの高い評価を受けた。
採択された研究課題は、「非病原性天疱瘡抗体を用いたDDSによる口腔癌治療モデルの開発」である。
本研究では、自己免疫疾患である天疱瘡患者由来の抗体のうち、病原性を持たない抗体を利用し、口腔癌細胞へ選択的に薬剤を送達する新たなドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発を目指します。さらに、既存の分子標的薬であるセツキシマブとの併用により治療効果を高める新規治療戦略の確立を目標としている。
本研究は、皮膚科領域で得られた非病原性自己抗体技術を口腔癌治療へ応用する独創的な取り組みであり、口腔癌に対する新たな分子標的治療の開発につながることが期待されている。
