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東京歯科大市川総合病院サイト

治療方針

当センターは、2006年に開設された本邦初の口腔がんの治療に特化した施設です。国際的な治療指針や診療ガイドライン(NCCNガイドライン・頭頸部癌診療ガイドライン・口腔癌診療ガイドラインなど)に準じた科学的根拠に基づく標準治療を提供しています。また、ご高齢の方や基礎疾患をお持ちの患者様に対応し一人ひとりにあった、口腔がん治療を提供しています。

対象疾患

主な対象疾患は口腔がん(舌がん、歯肉がん、口底がん、頬粘膜がん、口蓋がん、口唇がん、唾液腺がん、肉腫)で、診療範囲は原則として、口唇、頬粘膜、上下歯槽、硬口蓋、舌前2/3、口腔底および軟口蓋、顎骨(顎関節を含む)、唾液腺(耳下腺を除く)です。

外来診療表

 
初診 手術日
(交替)
関川 手術日
(交替)
野村鈴木関川 野村鈴木 交替
再診
特殊外来 福田
(放射線)
中島
(顎補綴)
  中島齋藤
(摂食嚥下)
石崎
(顎補綴)
 

当センターへ患者さまをご紹介いただく先生方へ

初診:火曜日・木曜日・金曜日 9:00〜11:30

病院代表番号(047-322-0151)から地域医療連携室へお問い合わせいただき、「口腔がんセンター初診希望」とお伝えください。ご紹介いただく先生の診療情報提供書(紹介状)、画像資料、病理検査資料(可能であれば病理プレパラートも)等があればご持参ください。顎顔面補綴外来希望の方も同様に予約をお受けしております。 また、セカンドオピニオンとして、口腔がんに関する治療相談も随時お受けしております。口腔がんセカンドオピニオン外来は保険外での診療となりますので、「セカンドオピニオン希望」とお伝えください。

チーム医療

口腔は「話す」「食べる」機能を有し、「見た目」にも大きく影響する部位です。当院はがん診療連携拠点病院であり、口腔がんセンターは各科の協力を得て、口腔がんに対する包括的な治療を提供します。それぞれのチームでカンファレンスを行い、治療に関わる全スタッフが患者様について病状を理解し、最適な治療を進められるように努めています。

顎顔面再建チーム

形成外科医師による顎顔面再建チームが、術後の組織欠損に対応します。腫瘍の切除手術と同時に行う遊離皮弁を用いた即時再建が一般的ですが、欠損範囲に応じて適切な再建方法を提供します。他院での治療後の機能障害や咬合再建についても対応可能です。詳細な画像診断や実物大臓器立体モデル等を用いた治療計画により、審美的かつ機能的な再建を目指します。

摂食・嚥下支援チーム

術前より嚥下評価を行い、治療に伴い予想される障害やリハビリテーションに関する準備を行います。術後は早期から呼吸訓練を行い、創部が安定した後に食事訓練を開始します。食事や会話にあたって補綴的対応(特殊な入れ歯による咬合の回復や口腔内の傷の閉鎖)が必要な場合には、顎顔面補綴チームと連携し、術前から準備を進めます。必要に応じて退院後も栄養指導の実施や経過観察を行っています。

顎顔面補綴チーム

手術によって生じた欠損を顎顔面補綴(特殊な入れ歯や口腔内装置等)によって補い、失われた機能と形態の回復・改善を目指します。腫瘍が長期に制御できている患者様においては、骨移植とデンタルインプラントを併用した広範囲顎骨支持型装置による咬合治療も行なっています。毎週火曜日と金曜日に専門外来を設けており、他院で手術を受けた患者様にも対応しています。

栄養サポートチーム(NST; Nutrition Support Team)

当院NSTは医師、歯科医師、管理栄養士、看護師、薬剤師、理学療法士、言語聴覚士、歯科衛生士、臨床検査技師、医事職員の多職種で構成され、治療中および治療前後の患者様へ適切な栄養管理を実施し支援します。摂食・嚥下支援チームと協力し、摂食嚥下機能改善にも取り組んでいます。

緩和ケアチーム

主にがん患者様の痛み、倦怠感などの身体的な症状や、落ち込み、悲しみなどの精神的な苦痛をやわらげるためのケアを行います。現在の緩和ケアは、がん終末期ケアのみをさすものではなく、がんと診断された早期から開始されるものです。患者さんやご家族の意思を尊重し、多職種で話し合いながら苦痛緩和を行うことを目指しています。

東京歯科大学 市川総合病院
交通アクセスはこちら
口腔がんセンターは、文部科学省「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」口腔がん研究を臨床に活かせる専門歯科医師養成コースおよびがん治療支持療法のための歯科医師養成コースに所属する大学院生のコースワークの場として設置されています。
東京歯科大学がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン
がんプロ「高度がん医療開発を先導する専門家の養成プログラム」