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東京歯科大市川総合病院サイト

ご挨拶(野村武史歯科・口腔外科部長・教授)

野村武史

歯科・口腔外科の診療部長を拝命している野村と申します。これまで、1講座1診療部門で40年続いた市川総合病院の歯科部門が、超高齢社会を背景にその役割が拡大したことにより、令和2年から2講座体制で診療を行うことになりました。

私は、口腔外科部門を担当させていただき地域医療に貢献してまいります。対象となる疾患は、一般歯科医院では治療が困難な親不知の抜歯、難治性粘膜疾患、外傷(骨折や口唇裂傷など)、先天疾患(唇顎口蓋裂、顎変形症など)、顎骨病変(のう胞)、腫瘍性病変などであり、安心で安全な歯科医療、高度な歯科医療を提供できるよう、専門性を持った医局員が集まり、高いレベルで診療に取り組んでいます。

私が担当する講座は、口腔腫瘍外科学講座です。名前の通り、口の中にできる腫瘍の診断と治療を研究する学問です。近年口腔がんは、超高齢社会を背景に増加の一途をたどり、早期発見、早期治療が重要な課題となっています。歯科医院で口腔がんを発見する機会が多いため、地域歯科医療機関との密接な連携が必要です。ここ市川市では、行政と歯科医師会とが一体となり、口腔がん検診事業に取り組んでいます。このような環境で、最高の設備と治療技術を提供できるよう日々研鑽しています。

関連医学領域との連携も含め、わが国でも最高水準の口腔外科医療体制が整っています。いつでもお気軽にご相談いただければと思います。最後に東京歯科大学市川総合病院歯科・口腔外科が、社会が求める理想的な歯科医療の場となるように医局員一同努力してまいりますのでよろしくお願い申し上げます。

ご挨拶(東京歯科大学オーラルメディシン・病院歯科講座 教授 松浦信幸)

松浦信幸

本講座は40年の歴史を有する東京歯科大学オーラルメディシン講座の伝統と歴史を継承しており、地域包括医療における病院歯科の機能と多職種連携を強化し、市川総合病院における病院歯科医療の一層の充実と地域貢献を目的として、2020年4月にオーラルメディシン・病院歯科学講座に改名・設立されました。

本来、オーラルメディシンとは診断学を基盤とした「口腔内科学」ですが、本講座では口腔疾患だけに目を向けるのではなく、患者の全身的・医学的背景を考慮した診断と治療を目的としています。急速に超高齢社会を迎えた我が国において、複数の医科基礎疾患を有する歯科患者の増加に伴い、口腔内科学を基盤とした安心・安全な歯科医療のニーズは年々増加しています。また、2025年を目処に構築が進められている地域包括ケアシステムにおいて、医科・歯科・看護・介護・福祉の連携が求められており、市川総合病院が担う役割はこれまで以上に重要であると考えます。本講座では、市川総合病院という最先端医療の恵まれた環境において、医科歯科連携はもちろん多職種との緊密な連携をとりながら良質な歯科医療を提供し、多様化する患者ニーズに応え、病院歯科として地域住民の健康増進に寄与することをモットーに日々取り組んでいます。

本講座のもう一つの大切な役割として歯科医学における教育と研究があります。本講座では卒前・卒後教育を通して、病院歯科のスキルを生かした地域歯科医療の推進ができ、地域包括医療においてリーダーシップのとれる熱い志を持った歯科医師・歯科衛生士の育成に力を入れています。また、研究においてもこれまでの医科や基礎と連携したトランスレーショナルリサーチをより一層推進し、歯科医学の発展に貢献していきます。

病院歯科として産声を上げてまもない講座ですが、我が国における病院歯科を臨床・研究・教育全てにおいてリードしていけるよう、講座員共々精進してまいります。

ご挨拶
東京歯科大学 市川総合病院
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