そして私は、この国の歯科医学界の第一線に。
歯科医師、研究者、指導者として歩む思いを、いま。
歯科医学界はもとより、研究機関や教育機関などさまざまな分野で活躍する東京歯科大学の卒業生たち。
プロフェッショナルとしての誇りを胸に、最前線に臨む諸先輩の現在はどのようなものか。
職業観や使命感などの「思い」をまとめてみました。
卒業生の強い絆をあらゆるところで痛感!
中川 種昭
慶應義塾大学
歯科・口腔外科学講座 教授
東京歯科大学を選んだのは、歴史と伝統だけでなく、卒業された先生方が社会で素晴らしい活躍をされていると伺ったからです。6年間の教育のなかで、まず歯科医学を学び、そして5年生の臨床実習で初めて歯科医療の入り口に立ちました。卒業後は臨床系の大学院へと進みましたが、そのきっかけは3年生のときに受講した基礎系教授の講義に深い感銘を受けたことにあります。臨床医を目指しながらも、基礎医学との接点を見出し、自らの臨床の根拠にしたいと思いました。現在は医学部の歯科・口腔外科に勤務し、診療・研究とともに医学生並びに臨床研修医の教育をしています。
本学の卒業生は歯科の各方面で活躍をしておられ、各地区の歯科医師会でも大きな役割を担われています。大学の内外を問わず仕事を進めていた際にも、アメリカでの研究生活の際にも、ことあるごとに同窓の先生に助けていただき、そのやさしさや有り難さを肌身で感じています。
立場上、全国からの歯科大生とお目にかかりますが、東京歯科大学の学生の学力の高さと人間性のバランスの良さに惹かれ、それを培った教育プログラムの素晴らしさを実感しています。
東京歯科大学で学んだすべてが、
私のバックボーンです。
田中丸 治宣
静岡県立大学 教授(短期大学部長)
私は、東京歯科大学に歯学部学生として6年間、そして大学院生及び医局員として21年もの長期にわたり在籍しました。退職後は、静岡県立大学で歯科衛生土養成教育にあたっています。
医療の現場で大切なことの一つとして、"信頼関係の確立"が挙げられます。私は、東京歯科大学で、信頼関係の確立のためには、"豊かな人間性をもち、やさしい心で相手を思いやること"が重要であることを教授されました。歯科衛生士は、歯科医師とともに働くバートナーとして重要な役割を担っていますので、歯科衛生士養成教育においても学生に同じことを伝えたいと、強く意識し臨んでいます。
東京歯科大学で学んだことが、今の私の基盤となっていることは言うまでもありません。学生時代に教養科目を学んだことが、広い視野をもち自分なりの判断を下す際に役立っていることを実感しています。専門科目で知識や技術を習得することと、教養科目を学ぶことが大学の履修で重要ですが、この意味でも東京歯科大学での教育カリキュラムは理想的です。みなさんも教員、施設、設備等のすべての環境が整った東京歯科大学で学び歯科医師を目指してください。