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東京歯科大学 千葉歯科医療センター

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矯正歯科

矯正歯科

この診療科について

主な対象疾患と治療内容

矯正歯科では、歯並び治療と成長期のお子様の正しい顎の育成を図ります。顎のズレ、先天的な問題にも対応致します。治療は小学生までの早期治療と永久歯の本格矯正治療に分かれます。

この診療科の特色

矯正歯科では、患者様1人に対し指導医と担当医がチームを組んで治療にあたり、全ての患者様に質の高い治療を提供します。子供の治療に力を入れており、早期に治療を開始することにより健全な顎の成長を促し、機能と咬合の調和を目指しております。

治療費概算(税別)

<一般矯正料金>矯正歯科治療は、公的健康保険適用外の自費(自由)診療です。
初診料(相談料)         4,000円(税込4,400円)
再診料(2回目以降の来院)    1,000円(税込1,100円)
検査・診断料           60,000円(税込66,000円)
矯正治療費  ・早期治療   400,000円(税込440,000円)
       ・本格治療   800,000円(税込880,000円)
              ※早期治療から本格治療への移行の場合 400,000円(税込440,000円)
処置料(治療開始後来院ごと)   2,000円(税込2,200円)

本格矯正治療は、治療期間が約3年で、毎月の通院で合計通院回数は約36回です。

<保険治療料金>
当院は育成・更生医療の適用医院です。顎の手術を伴う顎変形症および厚生労働大臣が定める先天性疾患を対象とした矯正治療は、健康保険が適応されます。

矯正治療のリスク

・歯磨きについて
 矯正治療中は矯正治療装置の装着により歯磨きが難しくなるため、虫歯や歯周病のリスクが上昇します。食事やおやつを食べた後は必ず歯を磨くようにして下さい。治療の途中で虫歯や歯茎の腫れを認める場合は、一 時的に矯正治療を中断して虫歯や歯茎の治療を行なっていただく場合もあります。

・矯正装置について
 矯正装置には取り外し可能なものと固定式のものがあります。取り外し可能な矯正装置を担当医の指示に従って使用していただけない場合、治療期間が延長したり良い治療結果が得られない場合があります。また、固定式装置の装着時は、粘着性の高い食べ物や硬い食べ物で装置が破損する恐れがありますのでご注意が必要となります。
 装置の不具合(取り外し装置の破損や紛失、固定式装置の変形や脱離)が生じた場合は、すぐに連絡して下さい。
 装置の使用状況、顎の発育変化、歯の動きの個人差などにより、治療方法や治療期間が変更する可能性があります。従って、定期的な来院が大切となります。
 矯正装置は金属を使用しているものが多いため、金属アレルギー症状がある場合は装置の変更が必要となる場合があります。従って、必要であれば矯正治療前にアレルギー検査を受けていただく必要があります。

・不快事項について
 矯正装置を装着すると痛みが生じることがあります。痛みは患者さんによって異なりますが、およそ3日〜1週間程度でおさまります。痛みが長く続く場合はご連絡下さい。
 矯正治療中まれに歯の根の先が丸くなること(歯根吸収)があります。多く場合はわずかな吸収で日常生活に支障はありませんが、人によって大きく吸収が起こることがあります。その場合は治療方針を変更や治療の中断が必要となる場合があります。
 矯正治療中に歯茎が下がり歯が長く見えたり(歯肉退縮)、歯と歯の間にすき間が生じたように見える(ブラックトライアングル)ことがありますが、加齢変化に伴い生じることもあり、日常生活に支障はありません。成人からの治療で起こりやすいとされますので、気になるようであれば担当医にご相談下さい。
 矯正治療を行う際、ごくまれに歯と骨が癒着していることで歯が動かない、歯の神経が障害されて壊死してしまうということが起こる可能性があります。その場合は、治療計画の変更が必要となることがあります。

・保定および後戻りについて
 矯正治療後、綺麗な歯並びを保つために保定装置(リテーナー)の使用が大切となります。保定装置の使用方法は担当医の指示に従って下さい。しかし、保定装置を装着しても、顎の異常成長、歯周病、舌や唇などの口の周りの習癖、鼻咽喉疾患疾患、親知らずなどによって後戻りが生じる場合があります。
 矯正治療終了後、矯正治療前に治療されていた被せ物に関しては、最終的な噛み合わせに合わせて被せ物をやり直す可能性があります。​

いつから始めたらいいの?

治療を始める時期は、患者様のお口の中の状態、年齢により様々です。気になることがありましたら、できるだけ早く矯正歯科での診察を受けてください。 初診で治療の必要性や、治療開始時期のタイミング、歯を動かした後のメインテナンスなどについて詳しくお話します。

不正咬合とは?

上下の歯が適切に噛み合ってない状態をいい、出っ歯や八重歯、デコボコ、受け口などがあります。上顎と下顎の位置がズレている骨格性のもの、歯と顎のバランスが悪いことによって起こる歯性のものなど様々な種類があります。

こんなことありませんか?〜不正咬合の原因〜

  • よく口を開けている / 口で呼吸している
  • 指しゃぶり / くちびるを噛む癖がある
  • 舌を無意識に噛む癖 / 前に出す癖がある
  • 頬杖をよくついている
  • 歯を失ってしまった部分をそのままにしている
  • 生えてきた永久歯が大きい / 永久歯が生えてこない / 永久歯が傾いて生えてきた

不正咬合の原因は様々ですが、これらは全て不正咬合の原因となります。

不正咬合を放っておくとどうなってしまうの?

  • 成長期に悪い歯並びや指しゃぶりなどのお口の癖を放置しておくことで、顎の成長に影響を及ぼすことがあります。
  • 食べ物がしっかり噛めない場合があります。
  • 歯ブラシが届きにくくムシ歯や歯周病になるリスクが高くなります。
  • 発音が不明瞭になる場合があります。
  • 悪い歯並びのため外見にコンプレックスを持ち、心理的に悪い影響を及ぼす場合があります。

施設認定

日本矯正歯科学会基本研修機関
日本矯正歯科学会臨床研修機関
日本顎関節学会顎関節症専門医研修施設

臨床指導医、指導医、認定医(2023.4.1現在)

氏名 専門医・指導医・認定医 学会名
西井 康 管理指導医・臨床指導医・指導医・認定医 公益社団法人日本矯正歯科学会
石井 武展  指導医・認定医  公益社団法人日本矯正歯科学会
森川 泰紀 認定医 公益社団法人日本矯正歯科学会 
飯島 由貴 認定医 公益社団法人日本矯正歯科学会
武笠友里香  認定医 公益社団法人日本矯正歯科学会 
立木 千恵 臨床指導医・認定医 公益社団法人日本矯正歯科学会
有泉 大 認定医  公益社団法人日本矯正歯科学会 
末石 研二 指導医・認定医   公益社団法人日本矯正歯科学会 
    〃
指導医・認定医 
一般社団法人日本顎関節学会
坂本 輝雄   臨床指導医・指導医・認定医 
公益社団法人日本矯正歯科学会