主な対象疾患と治療内容
歯科の領域に発生する主な神経麻痺に下歯槽神経麻痺(下唇、オトガイ、口角、歯の感覚異常)や舌神経麻痺(舌前方2/3の知覚、味覚の麻痺)があります。原因は、親知らずの抜歯や口腔外科手術、歯の根の治療などの報告があります。
症状としては…
- 下唇から口角にかけての感覚の低下、ピリピリ感、しびれ、痛み
- 舌前方2/3の感覚低下、ピリピリ感、しびれ、味覚の消失
神経麻痺が発生した場合は、早期に正確な診断を行い症状にあった治療(薬物療法、理学療法、神経修復術)を提供することが回復の鍵となります。
この専門外来の特色
神経の専門知識を持つ歯科医師が神経障害の原因や程度を画像検査、知覚検査、電気生理学的検査などを用い正確に診断し適切な治療方針を提案します。必要に応じて当院「口腔顔面痛みセンター」や千葉歯科医療センター「急性期神経機能修復外来」とタイアップし治療を進めます。