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東京歯科大学 水道橋病院

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けんこうすぽーつしか健康スポーツ歯科

03-5275-1721~1722

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健康スポーツ歯科

診療科のご案内

健康スポーツ歯科は、健康の維持・増進に不可欠な運動、栄養、休養の3つの要素を支える診療科です。歯科医学を通じて、 ①十分な咀嚼、必要なスポーツクレンチング(運動時の噛みしめ)を可能とする口腔内環境を整え、スポーツ・運動を支援することにより、健康寿命の延伸、QOLの向上に寄与いたします。また、 ②顎顔面・口腔外傷、障害等の予防とその発生時には診断、治療を行い、身体的・精神的負担を極力早期に軽減し、通常のレベルに回復できるようご協力いたします。さらに、 ③運動・スポーツ競技力の維持・向上もご援助させていただきます。どうぞご気軽にご相談ください。

診療科の特色

アスリート・スポーツ愛好家の方は外傷だけでなく、噛みしめによる歯の破折や顎関節症、頻繁な糖分摂取や口呼吸、う蝕、歯周病、酸蝕症などの歯科疾患リスクが高いことが明らかになっています。そうした背景から当科では、アスリートはもちろん、健康維持を目的とする一般成人、高齢者、障がいを持ちながら競技に挑戦する方々まで、幅広い層に対して「競技スポーツ」、「生涯健康スポーツ」、「学校体育」の側面から歯科的サポートを提供しています。
スポーツにおいて「噛み合わせ」や「お口の健康」は、パフォーマンスに大きく影響します。当科では、競技力向上を目指すアスリートのためのカウンセリングや、外傷予防のための指導・治療を行うことで、歯科の観点から安心・安全で快適なスポーツライフを支えます。
「睡眠時無呼吸症」、「いびき症」や「歯ぎしり」など、睡眠関連歯科疾患についても内科や近隣医療機関と連携し、皆様の睡眠の質を歯科の観点からサポートします。

快適なスポーツライフ

主な対象疾患

  • マウスガード・フェイスガードによる歯や顎の外傷予防
  • 歯や顎の外傷の治療
  • スポーツチーム単位の歯科的サポート
  • スポーツ選手やスポーツ愛好家への歯や噛み合わせのメンテナンス
  • 虫歯や入れ歯の治療など、噛み合わせを改善することによる、高齢者の転倒や脳機能の維持、増進
  • 睡眠関連歯科疾患への対応(睡眠時無呼吸症・いびき症の改善)

マウスガード・フェイスガードについて

外傷やスポーツ時の強い噛みしめからお口を守り、安心して競技に集中するための一つとして適切なマウスガードの活用が有効です。

当院では患者様個々の多様なニーズ(競技種目、競技レベル、年齢、お口の状態など)に合わせた、安心・安全な「マウスガード」や「フェイスガード」を提供させて頂きます。

作製前に際し、スポーツやお口の中の状態に対する問診および診査を行い、必要に応じ処置を実施する場合がございます。

<適切なマウスガードの使用によって得られる主な効果>
  • お口周囲の外傷予防・軽減
  • お口周囲の外傷予防・軽減

  • スポーツ時の噛みしめから歯や歯茎の保護
  • 間接外力による脳震盪・頭部外傷保護
  • 円滑なパフォーマンス発揮の補助
  • 他の選手に対する歯による外傷予防・軽減
  • <当院で提供しているスポーツ時の口腔内装置について>
  • ラミネートタイプ
  • 外傷予防に配慮した2層構造モデル。違和感を最小限にしつつ外傷予防効果を高めた装置になります。

    ラミネートタイプ01 ラミネートタイプ02

  • ハード&スペースタイプ
  • 中間層に硬質材料を組み込んだ三層構造により優れた衝撃分散機能を実現するとともに、特に外傷リスクの高い前歯部には緩衝スペースを設けた設計を採用しています。これにより、局所への衝撃集中を効果的に軽減し、外傷予防効果を一層高めることで、安全性と適合性を両立させたマウスガードとなっています。

    ハード&スペースタイプ01 ハード&スペースタイプ02 

  • スポーツスプリント
  • 嚙み合わせのバランスを補正し、スポーツ時の噛みしめによる障害から歯や顎を保護することに重点を置いた装置です。主に外傷リスクの少ないレジスタンストレーニングやゴルフなどの静的競技に対して使用します。

    スポーツスプリント

  • 簡易型タイプ
  • お口の中の成長に伴い頻繁な再製作を要するお子様や、治療中の口腔内に対し暫間的な装置として使用します。

    簡易型タイプ

  • フェイスガード
  • 顎骨外傷予防の観点からフェイスガードの提供も行っております。

    フェイスガード01 フェイスガード02

    <適用になる主な競技種目>

    マウスガードの使用規定につきましては競技団体により異なります(装着の義務化や推奨、デザインの規定など)。マウスガードは各競技団体の規定に基づきご活用ください。

    ※スポーツ競技別マウスガードの取り決め(2023年3月現在):https://kokuhoken.net/jasd/file/info/sports_mg.pdf(外部リンク)

  • マウスガードの使用が強く望まれるスポーツ(外傷の危険度が高いスポーツ)
  • ボクシング、ラグビー、アメリカンフットボール、ホッケー、アイスホッケー、サッカー、ラクロス、ハングライダー、柔道、空手、相撲、マウンテンバイク、モータースポーツなど

  • マウスガードの使用が推奨されるスポーツ(外傷の危険度が中等度あるスポーツ)
  • バスケットボール、ハンドボール、スケート、スキー、スノーボード、野球、体操、乗馬、スカッシュ、飛び込みなど

  • その他
  • 身体バランスを重視する弓道やアーチェリー、射撃、ゴルフなど、さらには競艇、競輪、競馬、オートレース、パワーリフティング、重量挙げなどにおいても効果的です。 スポーツ競技時以外においても、筋力トレーニングにおける強い噛みしめによる歯のすり減りや破折を防ぐことが出来ます。

    外部リンク

    噛むこと研究室
    日歯8020テレビ:スポーツと歯科
    一枚法マウスガードとハード&スペースタイプマウスガードの製作法(ジーシー・サークル173号)
    安全を支えるスポーツ歯科 ~マウスガードの活用~(日本歯科医師会生涯研修ライブラリー)

      本PDFは日本歯科医師会ホームページ内にて閲覧可能なマウスガードに関する動画の内容紹介になります。 ご興味のある方はページ内Eシステムでの閲覧(日本歯科医師会会員の場合)、また一般の方は各都道府県歯科医師会への照会(各会へDVD版を提供しております)いただければと存じます。