診療科のご案内
健康スポーツ歯科は、健康の維持・増進に不可欠な運動、栄養、休養の3つの要素を支える診療科です。歯科医学を通じて、
①十分な咀嚼、必要なスポーツクレンチング(運動時の噛みしめ)を可能とする口腔内環境を整え、スポーツ・運動を支援することにより、健康寿命の延伸、QOLの向上に寄与いたします。また、
②顎顔面・口腔外傷、障害等の予防とその発生時には診断、治療を行い、身体的・精神的負担を極力早期に軽減し、通常のレベルに回復できるようご協力いたします。さらに、
③運動・スポーツ競技力の維持・向上もご援助させていただきます。どうぞご気軽にご相談ください。
診療科の特色
就学前児童の身体活動、学校体育、競技スポーツ、生涯健康スポーツなど、それぞれのライフステージに合わせた活動をサポートします。
歯科を通じて、「スポーツ外傷の予防」、「正しい栄養摂取」、「体力づくり」、「健康の維持・増進」を進めていく診療科です。
「睡眠時無呼吸症」、「いびき症」や「歯ぎしり」など、様々な睡眠関連歯科疾患についても対応しています。
主な対象疾患
- マウスガードによる歯や顎の外傷予防
- フェイスガードによる顔面の外傷予防
- 歯や顎の外傷の治療
- スポーツチーム単位の歯科的サポート
- スポーツ選手やスポーツ愛好家への歯や噛み合わせのメンテナンス
- 虫歯や入れ歯の治療など、噛み合わせを改善することによる、高齢者の転倒や脳機能の維持、増進
- 睡眠時無呼吸症の改善
- いびき症の改善
- 歯ぎしりの防止
その他
スポーツには怪我がつきものです。特に動きの速いスポーツやコンタクト(接触)の多いスポーツでは、脳震盪を含め顎口腔領域への怪我の発生率が高くなります。児童から成人までスポーツを楽しむにはまず安全であることが重要です。これらの外傷から顎口腔領域を保護する装置としてマウスガード(マウスピース)があります。最近では、顎顔面の保護装置としてフェイスガードなどの提供も行っております。
マウスガードの使用が強く望まれるスポーツ(外傷の危険度が高いスポーツ)
ボクシング、ラグビー、アメリカンフットボール、ホッケー、アイスホッケー、サッカー、ラクロス、ハングライダー、柔道、空手、相撲、マウンテンバイク、モータースポーツなど
マウスガードの使用が推奨されるスポーツ(外傷の危険度が中等度あるスポーツ)
バスケットボール、ハンドボール、スケート、スキー、スノーボード、野球、体操、乗馬、スカッシュ、飛び込みなど
また、身体バランスを重視する弓道やアーチェリー、射撃、ゴルフなど、さらには競艇、競輪、競馬、オートレース、パワーリフティング、重量挙げなどにおいても効果的です。
スポーツ競技時以外においても、筋力トレーニングにおける強い噛みしめによる歯のすり減りや破折を防ぐことが出来ます。
外部リンク
噛むこと研究室
日歯8020テレビ:スポーツと歯科
一枚法マウスガードとハード&スペースタイプマウスガードの製作法(ジーシー・サークル173号)
本PDFは日本歯科医師会ホームページ内にて閲覧可能なマウスガードに関する動画の内容紹介になります。
ご興味のある方はページ内Eシステムでの閲覧(日本歯科医師会会員の場合)、また一般の方は各都道府県歯科医師会への照会(各会へDVD版を提供しております)いただければと存じます。