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2025.05.02New

季節の室礼(5月) ~端午~ 
市川総合病院では、毎月季節の室礼(しつらい・飾りつけ)を外来棟1階の渡り廊下に行っています。毎月月初めの1週間ほど展示をしておりますので、ぜひご覧ください。

5月の室礼のテーマは『端午』です。

●端午
五月晴れの空を鯉のぼりが気持ち良さそうに泳ぎ、矢車がカラカラと勢いよく回ります。端午の節供は子供の成長を願うと同時に、厄除けの日でもありました。中国ではこの日悪い事が起こると言われて、野山に出かけて薬草を摘み、菖蒲を浸した酒を飲んで健康を祈願しました。 
日本では田の神様を迎えて、豊作を願って早乙女が菖蒲と蓬(よもぎ)を葺(ふ)いた小屋に籠って身を清め、次の日田植えをしました。
現在のように男児の節供になったのは、鎌倉時代、「菖蒲」が「尚武(しょうぶ、武を尊ぶ)」と音(おん)が同じことから武士に好まれました。江戸時代には男児の誕生の喜びと武士魂、そして家が代々続いていきますようにとの願いを込めて、屋外に鯉のぼりが高く上げられました。 

花菖蒲はアヤメ科。菖蒲はサトイモ科で香り菖蒲ともいい、根本が赤く、この根に香りがあります。「あやめ祭り」のあやめも「菖蒲園」の菖蒲も花菖蒲のことを指しています。端午には菖蒲湯、冬至に柚子湯に入って邪気を祓います。 

●展示物 
上り鯉、花菖蒲 
粽(ちまき)、柏餅、丸瓦、菖蒲、ゼラニウム、兜、緒、鱗文様の紐
枇杷、五月豆(そら豆)、櫓葱(やぐらねぎ)、赤ピーマン、甘夏、湘南ゴールド 

粽  :武士の携帯食でした。古代中国の楚の政治家屈原(くつげん)は、才能と忠誠心で手腕を
    揮
したのですが、陰謀により国を追われ、端午の日に故郷の汨羅(ぺきら)の川に身を投じ
    ました。以来、屈原の霊を慰めるために人々が粽を捧げたといわれています。 
柏餅 :柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから親が子を守る、そして子孫繁栄の願い
    が込められています。 
鱗文様:三角の形が魚や蛇の鱗に似ていて、三角には厄除けの力があります。 
枇杷 :秋に蕾(つぼみ)を持ち、冬に開花し、春に実を付け、夏に収穫する。一年たたないと食
    用にならない。子供の大器晩成を願う意味です。
赤ピーマン:しし唐の仲間で獅子は家を守ります。
 











 

 



 

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