医療安全管理部は「医療安全管理室」と「感染予防対策室」で構成されています。医療現場における医療安全の確保と感染予防は病院全体で取り組むべき重要な課題だと認識しています。当部では、患者さんに安心かつ安全な医療を受けて頂くとともに、医療従事者が安全に働ける職場環境の確保に日々取り組んでいます。
１．医療安全管理室
インシデント（医療の質と安全を高めるための事例）を収集・分析して、事例発生の原因究明と再発防止に向けた改善策を構築し、現場にフィードバックします。また、スタッフ全員が医療安全を意識した行動が取れるように、講演会や教育研修を通して情報を共有しています。
さらに、スタッフが安全で働きやすい職場環境を維持するために、5S（整理・整頓・清掃・清潔・躾）ラウンドと称して定期的に各部署を巡回、点検しています。
医療安全管理指針
２．感染予防対策室
感染に関する最新の情報を収集し、感染症治療の質を向上させるとともに、院内感染の防止に取り組んでいます。また、抗菌薬適正使用の風土づくりにも力を注いでいます。「AST（抗菌薬適正使用支援チーム）」が病棟を毎週巡回、点検し、抗菌薬が適正に使用されているかを検討しております。
麻疹、風疹などの流行は当院のみでなく、地域の問題として捉え、近隣の医療機関と情報の共有化を図り、感染拡大防止に努めています。