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消化器内科

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概要

当科は7名のスタッフと2名の専修医で、消化器癌、消化性潰瘍、炎症性腸疾患、慢性肝炎や肝硬変、胆石、膵炎、膵癌などの肝胆膵疾患、小腸疾患をはじめとする幅広い消化器疾患を診療対象として受け入れています。2019年度から新たに胆膵疾患が専門の中村健二医師、片山正医師が常勤医として加わり診療に幅が広がりました。

疾患の早期発見に努め、患者さんに負担の少ない検査を心がけつつ、正確な診断を心がけています。また治療においても内視鏡を用いた低侵襲な治療から、抗癌剤治療やQOLの改善を目的とした緩和治療まで幅広く行っております。

2016年に最新の内視鏡設備と内視鏡施行後にお休み頂ける十分なスペースを備えた新しい内視鏡室が開設され、さらに2019年4月から4列で内視鏡が同時に行えるようになりました。
外科、放射線科ともカンファレンスなどを行い、常にガイドラインに準じた最適な治療を心がけています。

施設認定

  • 日本内科学会認定教育病院
  • 日本消化器病学会専門医制度認定施設
  • 日本消化器内視鏡学会認定施設
  • 日本肝臓学会認定施設
  • 日本消化管学会認定施設
  • 日本胆道学会認定指導医制度認定指導施設
  • 日本カプセル内視鏡学会認定指導施設

主な対象疾患

上部消化管および小腸疾患

食道、胃、十二指腸における疾患全般を対象とします。主として、ピロリ感染胃炎や胃潰瘍の診断・治療、胃癌の精密検査および内視鏡治療を行っています。食道、胃癌では早期発見に努め、内視鏡的粘膜切除術(EMR)や粘膜下層剥離術(ESD)といった、切らずに治す低侵襲な内視鏡治療を積極的に行っております。手術困難な進行癌に対しても各種抗癌剤治療(化学療法)を行っております。消化管出血に対する止血術にも随時対応しており、少数の止血困難例に対しても放射線科とも協力して治療にあたっています。小腸疾患もカプセル内視鏡を千葉県内でいち早く導入し、これまで400例以上を行っております。

下部消化管

当科では腹痛、便通異常、下血などや健康診断で便潜血陽性を指摘された方に対して多数の大腸内視鏡検査を行っております。
近年、増加傾向にある大腸ポリープ、大腸癌などの診断および内視鏡治療(内視鏡的粘膜切除術(EMR)や粘膜下層剥離術(ESD)、ステントの留置など)を積極的に行っています。また潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患の患者さんも200例以上と多数通院されており、個々の病態に応じて適切に検査を行い、特殊治療(生物製剤(2018年度35例に投与)、免疫抑制剤、白血球除去療法など)を含め最新の適切な治療を行っています。

肝疾患

B型、C型ウイルス性肝炎に対する抗ウイルス治療、肝硬変合併症(腹水、肝性脳症、食道静脈瘤)に対する治療など急性、慢性の肝機能障害に対して最新の治験に基づいた診療を行っています。肝臓癌に対しては外科、放射線科とも連携し、低侵襲なラジオ波焼扼治療、肝動脈塞栓治療、全身化学療法などから最適な治療を選択しています。

胆・膵疾患

当院では、胆膵疾患の診断、治療に特に力を入れています。胆管結石の処置や胆道癌、膵癌に伴い狭くなった胆管等へのステントの留置のみならず、最近注目の高い、最新の超音波内視鏡や胆道鏡を使用し、治療や診断が困難な症例にも幅広く対応しており患者さんに負担の少ない診断、治療を心がけています。特に、膵臓内の腫瘤を針で刺す超音波内視鏡下穿刺吸引生検で積極的に病理検査(細胞検査)を行っており、膵癌、慢性膵炎や特殊な膵臓の炎症である自己免疫性膵炎についてもしっかりと診断し専門的な治療も行っています。

消化器内科における主な内視鏡施行件数

  2016年度 2017年度 2018年度
上部消化管内視鏡(総数) 3887 3706 3826
下部消化管内視鏡(総数) 2297 2301 2327
内視鏡的逆行性胆管膵管造影 211 187 198
小腸バルーン内視鏡 22 16 21
内視鏡的止血術    
上部 107 98 116
下部 43 62 59
大腸ポリープ切除術 347 344 377
大腸コールドポリペクトミー 0 0 152
内視鏡的切開剥離術    
上部 58 66 52
下部 25 30 19
異物除去  20 17 11
胃瘻増設術 50 22 40