概要
内科は消化器内科、神経内科、呼吸器内科、および循環器内科と共に、内科疾患の診療を行っています。担当する疾患が多岐に渡り、また受診される患者さんも多く、診療における中核的な役割を果たしています。当科外来を受診される患者さんは1日平均300人を越えますが、初診担当医3名、再診担当医3-5名が診療に当たり、必要に応じて各専門分野の内科医あるいは他科の医師に診察を依頼しています。また、救急外来では、当番医が24時間体制で救急患者さんに対応しております。
内科病棟は7階東・西病棟を中心に6階西病棟を加え、143床を占めます。また、本院は日本内科学会教育病院に指定されており、慶應義塾大学、東邦大学の関連教育施設として研修医の教育にも力を入れております。
施設認定
- 日本内科学会認定医制度教育病院
- 日本神経学会専門医制度教育施設
- 日本透析医学会認定施設
- 日本糖尿病学会認定教育施設
- 日本血液学会認定血液研修施設
- 日本リウマチ学会教育施設
- 日本腎臓学会認定教育施設
- 日本高血圧学会専門医認定施設
主な対象疾患
腎臓疾患
急性進行性糸球体腎炎症候群、慢性腎不全、IgA腎症、紫斑病性腎炎、ネフローゼ症候群、腎盂腎炎、腎硬化症、腎血管性高血圧、二次性高血圧症など
糖尿病・内分泌疾患
糖尿病(1型および2型)、痛風、バセドウ病、亜急性甲状腺炎、橋本病など
血液疾患
貧血、悪性リンパ腫、白血病、多発性骨髄腫など
リウマチ・膠原病
関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、シェーグレン症候群など
特色
当科では患者さんのQOL (quality of life)を尊重し、基礎・臨床医学の最新の成果を患者さんや御家族に還元することをモットーに診療を行っております。また、脳卒中センター、集中治療室(ICU)などの開設に伴い、市川・浦安地区をはじめとする地域の医療にこれまで以上に貢献し、大学附属病院としてより実り多い研究、教育活動に励みます。
内科各専門科の特色に関しては、以下をご参照ください。
腎臓疾患
血液浄化療法を行える透析センターを有する特色を生かし、急性あるいは慢性腎不全患者さんの治療に取り組んでいます。また、腎炎の正確な診断のために腎生検を積極的に行っています。
糖尿病・内分泌疾患
糖尿病・甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病等)などの内分泌疾患に関しては、専門医がきめ細やかな診療を行います。
糖尿病・内分泌センターへ
血液疾患
血液疾患(悪性リンパ腫、白血病、多発性骨髄腫、貧血など)は、専門医が診療に当たります。
リウマチ・膠原病
リウマチ・膠原病〔関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、シェーグレン症候群など〕に関しては専門医が診療を行います。とくに、関節リウマチについては、生物学的製剤による寛解を目指した治療も積極的に行います。