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DPC対象病院

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当院は、平成20年4月から「DPC対象病院」となっております。「DPC」とは「Diagnosis Procedure Combination」の略です。

入院患者さんの医療費を計算するのに、従来は診療行為ごとに計算する「出来高払い」方式でした。これに対してDPC方式では,厚生労働省が定めた診断群分類点数表をもとに、疾患や症状に対して行う手術などの診療行為により医療費を計算する「定額払い」方式です。ほとんどの基幹病院は「DPC対象病院」となっております。

当院では、DPC制度の導入により、医療の質を高め、よりよい医療を提供する体制を目指してまいります。

DPC制度(包括払い方式)のQ&A

すべての入院患者がこの制度の対象となるのですか?
患者さんの病名や診療内容によって分類された診断群分類のいずれかに該当すると医師が判断した場合DPCにより医療費を計算します。
病名がこの診断群分類のいずれにも該当しない場合や、正常分娩、労災、自賠責、歯科・口腔外科、口腔がんセンター、入院後24時間以内の死亡、生後7日以内の死亡は従来の出来高による計算方法となります。
医療費の計算方法はどのようになるのですか?
DPCでは、入院患者さんの病名や診療内容をもとに定められた1日当たりの点数(診療費)に入院日数を乗じたものと、出来高の点数(診療費)を合計したものとなります。
投薬・注射はすべて包括となるのですか?
在宅で使用する注射(インスリン等)や退院処方および手術時に使用した投薬・注射は出来高となります。
検査はすべて包括となるのですか?
内視鏡、病理検査、診断穿刺、検体採取、血管造影(選択的動脈カテーテル法)は出来高となります。
手術や処置はすべて包括となるのですか?
手術、麻酔、放射線治療、リハビリテーションと保険点数1,000点以上の処置(人工透析、白血球除去療法、半肢以上のギプス包帯など)は出来高となります。
出来高になるものは他にどのようなものがありますか?
リハビリテーション、放射線治療、在宅医療などがあります。
入院期間が長くなった場合はどうなりますか?
診断群分類ごとに特定入院期間(包括の期間)が定められています。これを超えた場合は出来高となります。
請求書の発行はどうなりますか?
入院中の患者さんは、1カ月分をまとめて月末で締めて、翌月の概ね10日過ぎに病棟へお届けいたします。
なお、退院の患者さんにつきましては、原則として退院の日に作成をいたします。
医療費の支払方法はどうなりますか?
一部負担金の支払いは、保険証に記載されている負担割合(一般的には3割)となります。『包括評価』方式であっても、医療費の総額に対する患者さんの負担割合は同じです。
ただし、入院後の病状や治療の内容により診断群分類が変更になった場合には、医療費が変動することになります。そのため、退院時等に前月までの支払額との差額調整を行うことがあります。