理念
【基本方針】
- 私達はリハビリテーションを通して地域の医療と福祉に貢献します。
- チーム医療の要として各診療科・各医療職との協力体制を推進します。
- リハビリの各職種間の専門性を重視するとともに、協力して患者さんに全人的な医療を提供します。
- 地域の医療・福祉・保険機関との密な連携を図り、地域医療に求められる当院の急性期病院としてのリハビリを提供します。
- 本大学の特徴を生かし、摂食嚥下障害のリハビリに積極的に取り組みます。
概要
570床の急性期病院に対応した早期からの理学療法・作業療法・言語聴覚療法を提供しています。小児から高齢者まで、また、脳・神経筋疾患、高次脳機能障害、運動器・整形外科疾患・嚥下障害・膠原病・呼吸器疾患・心臓血管疾患・悪性腫瘍など多くの疾患に対して、疾患・障害そのものの治療から家庭・社会復帰への支援まで行なっております。さまざまな分野の専門知識や技術を用いて、専門のセラピストが運動機能、日常生活動作、言語機能、嚥下機能などの治療にあたり多岐にわたる疾病に対し、幅広くリハビリテーションを展開しています。
医育機関に求められる診療・教育・研究活動を3本柱として社会に貢献し、患者さんを中心としたチーム医療の一端を担っています。さまざまな障害に悩む患者さんを医師・看護師・理学療法士・作業療法士・ 言語聴覚士・ソーシャルワーカーなどの複数の医療従事者が共通の目標を持ち、患者さんが障害を克服し人間らしく 生きる権利を回復することを目指します。
リハビリ施設基準
- 脳血管リハビリテーション(Ⅰ)
- 運動器リハビリテーション(Ⅰ)
- 呼吸器リハビリテーション(Ⅰ)
- 心大血管リハビリテーション(Ⅰ)
- がんリハビリテーション
主な対象疾患
- 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血等の急性発症した脳血管疾患
- パーキンソン病等の慢性の神経筋疾患
- 上肢・下肢の骨折などの損傷
- 頸椎・腰椎疾患
- 肺炎などの急性発症した呼吸器疾患。
- 肺腫瘍、胸部外傷等の呼吸器疾患またはその手術後。
- 急性心筋梗塞、狭心症等心大血管疾患又はその手術後の患者。
- 舌がん、口腔がん、咽頭がん、喉頭がんその他の頸部リンパ郭清を必要とするがんと診断を受け、治療のため入院している間に放射線治療もしくは手術が行われる予定のもの又は行われたもの。
職員構成
- リハビリ医師 1名
- 理学療法士(PT) 15名
(呼吸療法認定士8名 心リハ指導士1名 心不全療養指導士1名 骨粗鬆症マネージャー1名)
- 作業療法士(OT) 4名(臨床神経心理士1名)
- 言語聴覚士(ST) 5名
- リハビリ助手 4名
特色
『脳卒中センター』『脊椎・脊髄病センター』『心臓病センター』を併設しており、センター専任の療法士を配置し、Stroke Care Unit: SCUや Emergency Care Unit:ECU 、Intensive Care Unit:ICU、High Care Unit:HCUといった集中治療室からリハビリテーションを開始しています。脳神経外科・整形外科・外科領域の手術予定の方には術前からの検査・術前リハビリ指導・呼吸訓練等も実施し、術前・術後の質の高いリハビリテーションの提供に心がけております。また、歯科医師・口腔外科医師とも密に連携をとり、嚥下造影等の検査、口腔管理・摂食・嚥下訓練も積極的に取り組んでいます。
当院は急性期病院であり、リハビリテーションも急性期の病態に対応するため、通常、病状が安定するまでの入院期間にリハビリテーションを行い、その後もリハビリテーションが必要な患者さんには回復期リハビリテーション病院などを紹介しています。