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2025.07.04New

季節の室礼(7月) ~七夕~
市川総合病院では、毎月季節の室礼(しつらい・飾りつけ)を外来棟1階の渡り廊下に行っています。毎月月初めの1週間ほど展示をしておりますので、ぜひご覧ください。


7月の室礼のテーマは『七夕』です。

七夕は、七月七日に牽牛(けんぎゅう)と織女(しょくじょ)が天の川を渡って、つかの間の逢瀬を楽しむという星伝説と、機織りや針仕事の上達を願う風習と、里芋の葉に降りた朝露ですった墨で文字を書くと上達するという中国から伝わった「乞巧奠(きこうでん)」が融合した行事です。

日本では乙女が水辺の小屋に棚を作って一晩籠り、神の衣を織って、その布に穢(けがれ)を包んで神様に持ち去ってもらうという、お盆を迎えるための祓(はらえ)の行事もありました。その乙女を棚機女(たなばたつめ)といい、それが七日の夕方に行われていたことから「七夕」の字が当てられました。
また、夏野菜の収穫期でもあり、畑の作物の実りに感謝する日でもありました。

皆様の願い事が届きますように。


●展示物

 南瓜、コリンキー、胡瓜、トマト、茄子、
 大蒜(にんにく)の芽、メロン
 

笹       竹:笹は神様と私達を結んでくれて、七夕の間は神様の依り代(よりしろ)です。
竹の秋と春:竹は春に地中の筍に養分を取られて葉が黄ばみ始めるので「竹の秋」といい、
      秋になると葉がつやつやしてきて「竹の春」といいます。
七   夕   馬:お盆に先祖様を迎えるための乗り物として。また農作業を共にする家畜をねぎ
      らい、豊穣を祈る目的もありました。
梶   の   葉:天の川を渡る船の「舵」の言葉がかけられています。梶の木は紙の原料です。
      葉のきざみが美しく、紙が作られるまでは天皇は梶の葉に詩歌をしたためました。
      墨で文字を書いて水に浮かべても滲みません。庶民は柿の葉に書きました。
す く い 網:願い事、作物の収穫を引き寄せてくれます。























 


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