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2025.08.14New

季節の室礼(8月) ~お盆~
市川総合病院では、毎月季節の室礼(しつらい・飾りつけ)を外来棟1階の渡り廊下に行っています。毎月月初めの1週間ほど展示をしておりますので、ぜひご覧ください。

8月の室礼のテーマは『お盆』です。

一年を半期ずつに分けた前期の始まりがお正月、後期の始まりがお盆です。
お盆は仏教行事と考えられていますが、仏教が伝来するより前から、日本古来の「御霊(みたま) 祭り」がありました。この御霊祭りと仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」の時期が近かったため、習合してお盆になりました。

13日の夕方、迎え火を焚いて、ご先祖様の霊はその煙に乗って家の中に入られます。お盆の間は、精霊棚に位牌が移されて、生前故人が好きだった食べ物や、季節の野菜や果物が供えられ、家族で故人を忍び、思い出を語り合います。

そしてお坊さんが家々を回り、お経をあげます。お盆の間は精進料理を食べる習わしがあります。
故人が現世では会うことがなかった子孫に紹介され、来年の再会を楽しみにして、16日には送り火を焚いてご先祖様をあの世に送り、お盆は終わります。
 

●展示物

 蒲(がま)、鬼灯(ほおずき)、女郎花、西瓜、夕顔、そうめん南瓜、茄子、
 胡瓜、トマト、桃、ささげ、胡麻柄(ごまがら)、数珠、岩蓮華(いわれんげ)
 
   蒲    :因幡(いなば)の白兎(しろうさぎ)は蒲の穂で傷を治しました。 
               薬草、 ムシロ、食用(若葉と根)など利用価値が高い。
   鬼   灯:燈籠草(とうろうそう)ともいい、赤く灯った提灯に見立てます。
   夕   顔:朝顔、昼顔に対して夕方に咲くからついた名。 千瓢は
               ひも状に剥いて乾燥させたもの。
   胡麻柄:供養のときに「護摩をたく」の意味で表現する。 
 岩蓮華:葉の形が仏像の台座に似ていることから供養に使います。









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