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2025.01.16

季節の室礼(1月) ~お正月(松の内・不老長寿)~ 
市川総合病院では、毎月季節の室礼(しつらい・飾りつけ)を外来棟1階の渡り廊下に行っています。毎月月初めの1週間ほど展示をしておりますので、ぜひご覧ください。

1月の室礼のテーマは『お正月(松の内・不老長春)』です。
お正月から1月7日までは「松の内」を、1月8日からは「不老長春」の飾りつけを行いました。

松の内(~1月7日)
 お正月とは、元旦に年神様を迎えて、昨年の実りに感謝し、新しい年の豊穣と平安を祈念する行事です。

門松:年神様が降てくる目印、また「松=待つ」に通じ年神様をお待ちしていますの意味もあり
   ます。祝いの木です。
餅花:柳に五穀豊穣とハレ(特別な日)の気持ちが結びついたものです。「柳=家内喜」と音読み
   が通じることから家に喜びをもたらす縁起のいい木です。
千両:赤い実は厄除けで実が天に向かって葉の上に付くので縁起がいいといわれています。 
鏡餅:お正月に一番大切で年神様が宿ったご神体が鏡餅です。ハレの日の食べ物で食べると生命力
   が与えられます。今、私達がお年玉と言っているのはもともとは「年魂」と書き、年神様か
   らいただいた魂です。
橙(だいだい):実をとらないでおくと翌年の夏には緑色に戻り、冬にまた橙色になることから回
   青橙(かいせいとう)ともいい、一本の木に前の橙と新しい橙とがつくことから長寿のしる
   し、親子代々繋がります様にとの願いが込められています。
裏白(うらじろ):表が緑、裏が白いことから心の潔癖さと、共に白髪が生えるまでと長寿の願い
   を込められています。
南天:赤い実は厄除けで「南天=難転」と音が通じるので難を転じ、魔除けの庭木として使われま
   す。赤飯の上に南天の葉を置くのは腐敗を防ぐためです。
舞手柑(まいてかん):お祝いの席では舞っている手の姿を表す舞手柑、仏事には手を合わせて拝
   むかたちに見えるため、仏手柑(ぶっしゅかん)と呼ばれます
百合根:爪の一つ一つが集まって百も合わさって固まっていることからの名。球根から芽が二つ出
   て仲が良いという意味もあり、和合果(わごうか)ともいいます。
ころ柿:渋柿でも厳しい精進を重ねる事で人に喜ばれ、役立てるという教えが込められています。
慈姑(くわい):お節、祝い膳に芽出しで「お芽出とう」の意味で使います。

島根では子供が誕生するとお祝いとして「鶴-亀」の祝凧が揚げられました。
羽子板は女児の初正月に贈られます。
紅白のお年玉包みの中にはお楽しみが入っています。
 










●不老長春(1月8日~10日)
   市川の木は黒松、花はバラです。松は長寿の象徴、バラは一年中咲き続けていたいという願いの意味があり、いつまでも老いることなく元気で長生きすることを願います。
 
晩白柚(ばんぺいゆ):柑橘類の中で一番大きく「橘=吉」に通じて大吉の意味で使います。
           また神社の拝殿の福を呼ぶ鈴の見立てとして紐を添えて使います。

巳:今年は巳年。巳は弁財天の使いであり、その化身の蛇は神聖な存在です。蛇は脱皮することか
  ら復活と再生を繰り返し、金運や幸運を招き、不老長寿を象徴する動物です。









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