本文へ

【全・市川】logo

  • 標準

【全・市川】tel

047-322-0151(代表)

H1

NEWS一覧

お知らせ:表示

2025.02.03New

季節の室礼(2月) ~節分(春迎え)~ 
市川総合病院では、毎月季節の室礼(しつらい・飾りつけ)を外来棟1階の渡り廊下に行っています。毎月月初めの1週間ほど展示をしておりますので、ぜひご覧ください。

2月の室礼のテーマは『節分(春迎え)』です。

節分(春迎え)
 節分とは季節の分かれ目の事で立春、立夏、立秋、立冬の前日の事です。今は立春の前日の「節分」だけが残っています。旧暦では一年の始まりは立春からと考えられていたので、節分は春を迎える前日の大晦日と考えられていました。豆を撒いて疫病や冬の陰気を払って明るい春の陽気を取り入れます。黄金の四つの目を持つ恐ろしい顔をした鬼は「方相氏(ほうそうし)」といって、悪い鬼を退治してくれる鬼です。赤鬼、青鬼はすごすごと逃げていきます。(今年の節分は二月二日)「立春大吉」のお札は立春当日早朝に貼ります。一年間災いに遭わないように、そして文字が左右対象、裏からも「立春大吉」と読め、縁起のいい文字です。この文字は自分で書いてもいいといわれています。

 旧暦の二月八日は一年の祭事や農業を始める、「事始めの日」でもあります。今の暦でいうと三月初旬から下旬頃にあたり、日も温かくなり、農作業を始めるのに丁度いい頃です。この日は豊作を祈る節目の日でもあったので、餅をついたり麦飯を焚いたりする習慣もありました。北国あたりでは山の雪解けの形が馬のように見えてきたら種まきの時期とか、様々な自然の兆しを農作業の目安としてきました。

●展示物
 梅、「立春大吉」御札、枡に五色豆、紅白豆、お福面(大、小)、方相氏、隼人瓜(はやとうり)、
 甘夏、水仙

梅:呼び名の多い木です。「ウ」は「うむ」、「メ」 は「実」であって「熟実・うむみ」の意味
  です。母親が子を産む事を示す意味です。女性の安産を助け、子孫繁栄とお祝いの木です。
隼人瓜:芽出しにして「お芽出とう」の意味。蔓性で 旺盛な繁殖力があり、沢山の実を付けるこ
  とから子孫繁栄の意味で使います。









一覧へ