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病院情報の公表

コンテンツ

当院はDPCデータから全国統一の定義と形式に基づいた指標を作成し、情報公開をしています。この指標は、当院の特徴や急性期医療の現状を理解していただくことを目的としています。公開する病院指標は、令和6年度(令和6年4月1日~令和7年3月31日)中に当院を退院した患者さんのデータを集計の対象として作成しています。

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
  4. 転倒・転落発生率
  5. 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
  6. 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
  7. d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
  8. 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
  9. 身体的拘束の実施率

年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 523 141 259 433 718 1,222 1,487 2,896 2,667 639
全退院患者数は9,581人となり、幅広い年齢層の患者さんに当院をご利用していただいていることがわかります。その中でも市川市の高齢化に伴い、60歳以上の患者さんの割合が全体の約70%を占めており、昨年度より1.4%増えています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで) ファイルをダウンロード

整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070341xx020xxx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 頸部 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等1なし 112 14.82 19.4 9.82 67.71
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 93 24.17 25.29 62.37 81.88
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし 73 17.36 15.41 10.96 73.21
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 手術あり 手術・処置等1なし 72 5.49 4.65 0.0 51.83
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 55 22.18 18.76 29.09 71.6
整形外科では、脊椎・脊椎外科、骨軟部腫瘍、小児整形外科、人工関節外科、手の外科の各部門で日本整形外科学会認定の指導医または専門医を中心に診療を行っています。脊椎・脊髄疾患については、低侵襲手術を顕微鏡下にて行い、術後早期の離床・退院を実現しています(070341xx020xxx:全国平均日数19.40日、当院平均在院日数14.82日)。転移性脊椎腫瘍を含む、がんの骨転移の治療も積極的に行っています。手術などの急性期治療が終わった後は、必要に応じて回復期リハビリテーション病棟のある病院へ転院の紹介を行っています。
呼吸器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 82 18.16 16.4 4.88 81.95
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2 - 4あり 定義副傷病なし 70 9.11 8.16 0.0 73.27
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 58 2.69 3.03 1.72 74.64
040110xxxx00xx 間質性肺炎 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 30 20.93 18.68 23.33 79.1
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 29 18.21 13.41 10.34 79.17
呼吸器内科では、肺がん、呼吸器感染症(肺炎、胸膜炎など)、間質性肺炎、誤嚥性肺炎、COPD(肺気腫、慢性気管支炎)、気管支喘息、気胸などの診療を行っています。「肺悪性腫瘍」が複数ありますが、主な治療内容(ここでは気管支鏡を用いた検査・手術、化学療法、放射線療法、緩和療法など)によりDPCのコードが変わるので、3種類の「肺の悪性腫瘍」が上位5件に入っています。また、肺がんについては、初診から診断、治療方針の決定、治療開始まで迅速に行われ、年齢や合併症の状態を考慮した治療を行なっています。
消化器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 287 2.44 2.57 0.0 68.31
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 97 11.96 8.88 3.09 74.48
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 42 9.29 7.6 2.38 69.0
060335xx99x0xx 胆嚢炎等 手術なし 手術・処置等2なし 40 13.6 11.29 5.0 72.88
06007xxx97x0xx 膵臓、脾臓の腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 40 18.65 11.52 2.5 75.28
消化器内科では、ほぼあらゆる消化器疾患に対して幅広い診断、治療が可能です。内視鏡検査・治療に力を入れており、ERCP(内視鏡的逆行性胆道膵管造影)などを数多く行っています。特に胆道・膵疾患に関しては小腸内視鏡を用いた胆道処置、超音波内視鏡下瘻孔形成術、電気水圧衝撃波結石破砕術など特殊治療も行っており千葉県東葛地区で中心的な施設となっています。
「胆管結石等」のコードが複数ありますが、主な治療内容(ここでは内視鏡を用いた検査・手術など)により2種類のDPCコードが上位5件に入っています。
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 140 17.02 16.4 8.57 84.35
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 81 23.65 20.78 29.63 84.6
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 67 13.19 13.66 10.45 77.45
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 - 1あり 46 13.7 13.77 0.0 68.04
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2 - 1あり 37 8.92 13.75 2.7 67.14
内科では、投薬治療を主とした誤嚥性肺炎や腎・尿路系感染症などの高齢者一般内科疾患を多く診ています。平均在院日数が全国平均より長くなっていますが、重症化した患者の受け入れを行っているとも考えられます。上記の他、悪性リンパ腫などの血液疾患をはじめ腎臓疾患、糖尿病・内分泌疾患、リウマチ・膠原病などの免疫疾患等幅広い分野に対する診療を行っています。血液分野では、血液専門医が悪性リンパ腫、多発性骨髄腫とその類縁疾患、骨髄異形成症候群などの血液疾患の診療を行っています。腎臓高血圧分野では、保存期から透析を要する腎不全まで包括的に診療するのみならず腎生検によりその原因疾患の特定を行っています。糖尿病・内分泌分野は糖尿病専門医の常勤医が中心となり、糖尿病およびバセドウ病、橋本病をはじめとする内分泌疾患の診療を行っています。
神経科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 - 4あり 定義副傷病なし 55 17.76 16.89 50.91 76.4
010060xx99x20x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 - 2あり 定義副傷病なし 28 17.96 16.94 42.86 76.89
010110xxxxx40x 免疫介在性・炎症性ニューロパチー 手術・処置等2 - 4あり 定義副傷病なし 14 11.14 15.45 21.43 44.86
010080xx99x0x1 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等2なし 重症度等15歳以上 13 24.15 15.94 15.38 41.15
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 11 21.27 18.68 54.55 71.45
神経内科では、いわゆる脳卒中といわれる脳血管障害(脳梗塞や頭蓋内出血)を中心に、てんかんや神経感染症、ギラン・バレー症候群(急性免疫性ニューロパチー)などの救急疾患の入院受け入れを行っています。脳血管障害に対しては「脳卒中センター(SCU)」があり、脳神経外科医師とともに共通の治療計画で脳卒中治療・リハビリテーションを行っています。発症後4.5時間以内の超急性期脳梗塞症例に対しては「24時間t-PA(血栓溶解療法)対応」を行っており、更に超急性期血行再建術が行なわれる場合もあります。当院の特長として、発症早期から口腔ケア、嚥下リハビリを導入し誤嚥性肺炎の予防や早期に経口からの食事ができるようにしています。「千葉県共用脳卒中地域連携パス」のもと、連携する回復期病院への転院やご家庭への退院をスムーズに行えるようにしています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 - 4あり 定義副傷病なし 77 16.31 16.89 44.16 73.82
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 38 6.24 7.99 13.16 74.87
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 24 7.62 9.83 20.83 75.5
010030xx991xxx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1あり 21 2.1 2.86 0.0 68.05
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 19 12.11 11.9 26.32 81.37
脳神経外科では、脳血管障害、脳腫瘍、機能的疾患、頭部外傷など脳神経外科疾患全般を対象に診療を行ってます。脳腫瘍については、診断、治療と一貫して行っています。脳腫瘍手術は、詳細な術前プラニング、術中ナビゲーション、MEP(術中経頭蓋運動誘発電位)などのモニターを用いて、積極的かつ安全な手術を行っています。覚醒下手術も行っています。脳血管障害に関しては、くも膜下出血、脳出血、脳梗塞などの脳卒中に対する急性期治療、また脳卒中予防のための未破裂脳動脈瘤や頸動脈狭窄症、もやもや病などに対する外科治療を精力的に行っています。全ての脳卒中診療に関して、開頭術と血管内手術の両方を自院で対応できる体制を取っており、脳動脈瘤に対するクリッピング術と動脈瘤塞栓術、頸動脈狭窄症に対する内膜剥離術とステント術など症例に応じて治療法を十分に検討して決定しています。また、脳梗塞の急性期治療では、血管内治療による血栓回収術も遅滞なく行っています。脳出血では、低侵襲の内視鏡手術を選択することが増えています。急性期治療後には、積極的に回復期リハビリテーション病院への転院をすすめています。
循環器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 重症度等他の病院・診療所の病棟からの転院以外 201 19.55 17.33 5.47 81.29
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1/2あり 手術・処置等2なし 72 4.93 4.18 1.39 71.33
050030xx03000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 63 11.0 11.37 1.59 69.68
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 - 1あり 手術・処置等2なし 46 4.5 3.07 4.35 70.09
050070xx03x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし 45 4.38 4.47 0.0 66.51
循環器内科では、狭心症や急性心筋梗塞といった冠動脈疾患(虚血性心疾患)、心不全、不整脈、拡張型心筋症を始めとする心筋疾患、弁膜症などの生命に直結する心臓疾患の治療を行っています。近隣のクリニックや消防局と密接に連携して緊急心臓カテーテル検査、緊急血管内手術、緊急ペースメーカーなど適切な検査、手術を行っています。また、心臓超音波検査に加え、320列CTによる心臓血管の3D撮影、高機能核磁気共鳴装置(MRI)の導入により、非侵襲的な冠動脈検査、心機能の評価も行えます。表には記載はありませんが、不整脈に対するアブレーション治療も行っています。
「狭心症」のコードが複数ありますが、主な治療内容(ここではカテーテルを用いた経皮的な手術や検査など)によりコードが分かれます。また、心疾患は生命に関わる重篤な疾患のため緊急入院か否か(DPC上は「他の病院・診療所の病棟からの転院以外」と記載)によってもコードがわかれることがあります。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1/3あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 83 9.34 9.59 0.0 82.43
050161xx9901xx 大動脈解離 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2 - 1あり - - 19.87 - -
050161xx02x0xx 大動脈解離 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2なし - - 13.06 - -
050070xx9700xx 頻脈性不整脈 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1/3あり 手術・処置等2なし - - 10.68 - -
050130xx97000x 心不全 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 21.55 - -
心臓血管外科では、循環器内科と連携し、手術が必要となった循環器疾患の患者さんの診療にあたり、大動脈疾患、後天性心疾患(冠動脈疾患や心臓弁膜症)、不整脈疾患など、幅広い領域にバランスよく対応しています。また、低侵襲手術にも積極的に取り組んでおり、心拍動下冠動脈バイパス術や小切開による心臓手術に加え、大動脈領域ではステントグラフト治療や、ステントグラフトを用いたハイブリッド手術などにも対応しています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 118 4.59 4.54 0.85 72.3
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし 75 6.41 9.77 2.67 65.64
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 50 11.54 14.81 0.0 72.06
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 49 6.27 5.32 0.0 44.88
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 46 4.37 5.5 0.0 60.3
外科には、4大がん(胃、大腸、肝臓、乳)を中心にがんの専門医が在籍しています。手術を中心に化学療法、放射線治療などを組み合わせた集学的治療を行っています。良性疾患では、胆石症、虫垂炎、ヘルニアなどの手術を多く手がけ、腹腔鏡手術などの低侵襲治療を行っており、直腸がん・胃がんの手術支援ロボットを用いた手術を行っています。下肢閉塞性動脈硬化症に対しては、血管拡張術・血栓除去術などの血管内治療(カテーテル治療)を行っています。適切な治療により早期退院、早期社会復帰を図っています。
「乳房の悪性腫瘍」のDPCコードが複数ありますが、これは手術の有無や種類、薬物療法や放射線治療の有無などによりコードがわかれるためとなります。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 71 6.18 5.88 0.0 46.41
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 61 6.31 5.97 0.0 50.31
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 44 8.75 9.84 0.0 61.75
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 - 4あり 定義副傷病なし 41 3.05 4.07 0.0 64.29
12002xxx02xxxx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 36 2.86 2.92 0.0 43.03
産婦人科では、正常妊娠、切迫流産、切迫早産 、前置胎盤、常位胎盤早期剥離、妊娠高血圧症候群、他科疾患合併妊娠などの周産期医療や子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症、卵巣嚢腫などの良性疾患、子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌、卵管癌、絨毛性疾患などの悪性疾患、多嚢胞性卵巣症候群などの内分泌疾患などの婦人科医療を行っています。婦人科腫瘍に対しては、低侵襲な腹腔鏡手術の導入も積極的に行っています。また子宮脱などの骨盤臓器脱の手術に対しては、治療後のQOLにも配慮した対応をしています。婦人科がん治療後の卵巣欠落症状への対応や女性外来・更年期外来といった女性医療にも力を入れています。
「子宮頸・体部の悪性腫瘍」が2種類ありますが、3位が手術をした症例、4位は薬物療法をした症例となります。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 165 2.13 2.45 0.0 71.78
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 99 8.03 6.81 0.0 77.18
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし 72 4.82 5.16 0.0 66.38
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 42 4.6 7.38 0.0 70.79
110070xx99x20x 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等2 - 2あり 定義副傷病なし 38 11.37 8.64 0.0 74.03
泌尿器科では、前立腺、膀胱、腎臓・尿管の悪性腫瘍から尿管結石、前立腺肥大症、過活動膀胱、副腎腫瘍などの良性疾患まで、幅広い診療を行っています。特に低侵襲治療に力を入れており、手術では副腎、腎臓、膀胱、前立腺などの臓器に対して内視鏡手術を積極的に導入しています。前立腺がん・腎がんについて手術支援ロボットを用いた手術を行っています。また、腎不全治療にも力を入れ、腎臓移植登録施設となっています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020280xx97xxxx 角膜の障害 手術あり 240 9.27 8.78 0.0 68.42
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 重症度等片眼 238 2.36 2.49 0.0 75.69
020220xx97xxx0 緑内障 その他の手術あり 重症度等片眼 22 4.77 4.52 0.0 70.45
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり 重症度等両眼 18 3.33 4.29 0.0 75.39
020250xx97xxxx 結膜の障害 その他の手術あり 12 3.42 2.81 0.0 63.67
眼科では、専門分野である角結膜疾患(020280xx97xxxx)が多くを占めています。角膜疾患のうち、角膜移植術をすることが最も多く、角膜センター・アイバンクとの協力体制のもと手術体制を整えています。外来での白内障手術(水晶体再建術)の2024年度実績は約1,500件です。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 手術あり 手術・処置等1なし 16 4.69 4.65 0.0 44.94
030390xx970xxx 顔面神経障害 手術あり 手術・処置等1なし 15 6.93 9.51 0.0 64.73
030390xx971xxx 顔面神経障害 手術あり 手術・処置等1あり 14 11.93 10.68 0.0 54.36
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 11 3.55 3.77 0.0 30.91
070520xx97xxxx リンパ節、リンパ管の疾患 手術あり 11 7.73 7.87 0.0 60.73
形成外科では、皮膚の良性・悪性腫瘍をに対し皮膚科との協力体制のもとで診療を行っています。顔面神経麻痺治療については、麻痺早期から当院の耳鼻咽喉科や眼科と連携し、回復期から陳旧例に至る総合的な治療(麻痺早期:神経移植による顔面神経再建術や兎眼治療、陳旧例:眉毛や眼瞼の下垂・閉瞼障害・表情の喪失・顔の歪みや口唇の下垂などに対する治療、病的共同運動に対する選択的顔面神経切断術)を行っています。神経移植や皮弁移植を併用するか否かでDPCのコード(処置1)が変わるので2種類の「顔面神経障害」が上位5位に入っています。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 164 4.43 5.84 0.0 51.67
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 54 9.13 7.35 0.0 16.57
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 38 6.26 6.68 0.0 50.39
030320xxxxxxxx 鼻中隔弯曲症 35 4.49 5.63 0.0 40.2
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり 29 2.0 2.02 0.0 57.07
耳鼻咽喉科では、急性・慢性の扁桃・アデノイド疾患や慢性副鼻腔炎、頭頚部腫瘍、顔面神経麻痺、突発性難聴、めまい症に対する治療などを行っています。特に好酸球性副鼻腔炎や鼻中隔弯曲症、外鼻変形を含む鼻、副鼻腔疾患における内視鏡下鼻内手術、を行っています。さらに 、慢性扁桃炎、声帯疾患、頭頸部良性腫瘍、睡眠時無呼吸症に対する手術も行っています。また、滲出性中耳炎を併発している口蓋裂のお子様の治療は、当院の歯科口腔外科と連携して行っています。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx02x0xx 肺の悪性腫瘍 肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの等 手術・処置等2なし 61 8.8 9.82 0.0 70.74
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 9.59 - -
03001xxx97x0xx 頭頸部悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし - - 10.88 - -
040020xx97xxxx 縦隔の良性腫瘍 手術あり - - 7.7 - -
040010xx01x0xx 縦隔悪性腫瘍、縦隔・胸膜の悪性腫瘍 縦隔悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし - - 8.41 - -
呼吸器外科では、原発性肺がんや転移性肺腫瘍に代表される肺悪性腫瘍を中心に、自然気胸、肺嚢胞、縦隔腫瘍(胸腺腫、胸腺がん、神経腫瘍、リンパ腫など)、気管腫瘍、各種の原因による気管・気管支狭窄、胸壁腫瘍、膿胸、肺良性疾患、胸部外傷などの外科治療を対象としています。手術では安全性と確実な治療効果を第一の目標とし、状況に応じて術後の痛みの軽減を考慮した胸腔鏡手術や胸壁の損傷を最小限とする工夫をしています。3位の頭頚部悪性腫瘍については、当院歯科からの依頼による抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置を行っており、この分も呼吸器外科に計上されています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070590xx99x0xx 血管腫、リンパ管腫 手術なし 手術・処置等2なし 50 2.0 5.73 0.0 0.0
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 32 5.88 6.11 6.25 0.0
0400801199x0xx 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 32 5.62 5.61 0.0 3.78
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 31 4.9 6.22 3.23 0.84
180030xxxxxx0x その他の感染症(真菌を除く。) 定義副傷病なし 25 4.4 8.02 4.0 0.8
小児科では、呼吸器感染症(肺炎、気管支炎など)、気管支喘息、腸炎、インフルエンザ、川崎病、食物アレルギー、乳児血管腫などの入院診療を行っています。また、産婦人科と連携し、低体重児などに対し出生後早期に小児科医が介入し、入院加療を行う体制を整えています。いずれの疾患についても、適切な治療を行い、早期に退院できるよう心掛けています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 32 2.97 6.92 0.0 77.31
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 24 2.33 3.77 0.0 58.38
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 20 11.45 12.98 5.0 68.4
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 15 8.0 9.33 0.0 71.0
080110xxxxx0xx 水疱症 手術・処置等2なし - - 28.94 - -
皮膚科では、悪性・良性の皮膚腫瘍の診断・外科的治療から、救急治療を要する帯状疱疹、蜂窩織炎などの急性感染症、薬疹、重症の蕁麻疹、多形紅斑、アトピー性皮膚炎などの内科的治療など幅の広い診療を行っています。また、内科などの他領域の疾患(肝炎や膠原病など)と関連した皮膚病変の診断・治療も行っています。口の中の粘膜や口唇のトラブル(水疱症、扁平苔癬など)や歯周病や歯科金属アレルギーの関与のある疾患(掌蹠膿疱症、異汗性湿疹など)については歯科口腔外科と共同で診察しています。また、皮膚腫瘍の治療についても、整容的な面も考慮して形成外科と協同して手術を行っています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 44 12 12 35 - 17 1 7,8
大腸癌 43 28 66 71 - 15 2 9
乳癌 45 44 13 - - 11 1 7
肺癌 52 34 49 148 - 16 1 7,8
肝癌 - 13 - 13 - 23 2 6
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
初発がんでは、肺がんの患者数が最も多く、次いで大腸がん、、乳がん、胃がん、肝がんとなっていまます。 再発がんでは、肝がんの患者数が最も多く、次いで胃がん、肺がん、大腸がん、乳がんとなっています。
全国どこでも質の高いがん医療を提供できるように「がん診療連携拠点病院」が各地に配置されていますが、当院もその一つに指定されています。「地域がん診療拠点病院」としての責務を果たすため、がん医療の質の向上だけでなく、がん相談支援センターの設置など、がん患者さんへの相談支援や情報提供の充実に努めていきます。

※ UICC TNM分類
・UICCTNM分類とは…がんの進行度を判定する基準として、UICC(国際対がん連合)が採用しているがんの分類法です。
T: 原発腫瘍の拡がり、N: 所属リンパ節転移の有無と拡がり、M: 遠隔転移の有無 を総合的に判定し病期(ステージ)を決めています。
※がん取り扱い規約
・がん取り扱い規約とは…臓器別に国内の学会や研究会によって編集されている規約です。病期分類にはTNM分類ではなく、こちらを用いる臓器もあります。

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード

患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 20 10.8 51.65
中等症 153 14.94 76.69
重症 71 20.54 82.54
超重症 38 24.61 83.82
不明 - - -
市中肺炎とは、ご家庭で生活をしている方がかかる肺炎で、主な原因菌は肺炎球菌です。また、入院中の患者さんがかかる肺炎は、院内肺炎と呼ばれ、主な原因菌が黄色ブドウ球菌となり、市中肺炎と区別されます。また、肺炎の重症度はA-DROPという評価方法により、軽症、中等症、重症、超重症の4段階に分類されています。なお、この患者数に新型コロナウイルスによる急性呼吸器疾患は含まれていません。
昨年度と比べると各重症度の割合に大きな変化はみられませんでした。また、肺炎の重症度があがると平均在院日数と平均年齢もあがるようです。

A-DROP…Age(年齢)、Dehydration(脱水)、Respiration(呼吸)、Orientation(意識障害)、Pressure(収縮期血圧)で評価される

脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 237 21.98 76.48 45.67
その他 17 20.29 75.18 4.33
脳梗塞で入院治療が必要になった方のうち「発症してから3⽇以内に⼊院となった方(3日以内)」と「発症してから4日以降に入院となった方(その他)」の症例数をそれぞれの項目により集計しており、当院の脳梗塞の患者さんは、約93%が発症から3⽇以内に入院をしています。治療後は重症度に応じてご⾃宅へ退院(かかりつけ医へ転院)していただいたり、回復期リハビリテーション専⾨病院へ転院していただいたりしています。
脳梗塞は発症してから治療までの時間の違いにより、治療法や経過が変わってきます。発症から治療までの時間が短い方が治療成績もその後の経過も良い傾向にあります。
当院は、SCU(脳卒中ケアユニット)が設置されており、病態が不安定な時期の⾼度な集中治療を⾏っています。
また、日本脳卒中学会から24時間365日脳卒中患者を受け入れ、患者搬入後に速やかに診療を開始できる「一次脳卒中センター (PSC: Primary Stroke Center)」として認定されており、さらにはrt-PA静注療法に加えて機械的血栓回収療法の治療実績や診療体制をもとに常時機械的血栓回収療法が行える「PSCコア」(地域においてコアとなるPSC施設)としても認定されています。緊急性のある患者さんに迅速に対応できるよう、脳神経外科と神経内科が協⼒して診療にあたり、救急隊や地域のかかりつけ医の先生方と少しでも早く患者さんの受入れができるよう連携を工夫しています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで) ファイルをダウンロード

消化器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 261 0.36 1.25 0.0 68.93
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 89 3.43 12.79 0.93 72.18
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 47 4.34 7.79 2.04 75.02
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) 43 0.58 2.63 0.0 64.58
K654 内視鏡的消化管止血術 41 1.29 16.51 6.12 74.8
消化器内科では、内視鏡治療に力を入れており、特に胆道・膵疾患に関しては胆道結石除去術、胆道ステント留置術のみならず小腸内視鏡を用いた胆道処置、超音波内視鏡下瘻孔形成術、電気水圧衝撃波結石破砕術など特殊治療も行っています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 119 2.05 13.0 10.92 67.93
K0821 人工関節置換術(股) 117 2.58 19.26 33.9 72.09
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除) 89 2.22 14.03 14.44 72.21
K0461 骨折観血的手術(大腿) 81 2.25 14.4 36.78 72.38
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(前腕) 48 1.02 3.85 0.0 59.19
整形外科では、脊椎・脊椎外科、骨軟部腫瘍、小児整形外科、人工関節外科、手の外科の各部門で日本整形外科学会認定の指導医または専門医による手術を行っています。脊椎・脊髄疾患については、低侵襲手術を顕微鏡下にて行い、術後早期の離床・退院を実現しています。また、対応が困難な転移性脊椎腫瘍に対しても積極的に治療を行っています。骨軟部腫瘍疾患についても、がん専門医を中心として手術療法を行っています。
神経科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) - - - - -
K386 気管切開術 - - - - -
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) - - - - -
K084 四肢切断術(上腕) - - - - -
K0811 人工骨頭挿入術(股) - - - - -
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 32 2.91 22.62 25.0 66.41
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 28 0.43 10.25 25.0 80.61
K178-4 経皮的脳血栓回収術 22 0.14 23.55 73.91 78.82
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 12 1.0 11.42 8.33 75.0
K1781 脳血管内手術(1箇所) - - - - -
覚醒下手術も含めた脳腫瘍手術については、詳細な術前プランニング、術中ナビゲーション、MEP(術中経頭蓋運動誘発電位)などのモニターを用いて、積極的かつ安全な手術を行っています。脳卒中予防のための未破裂脳動脈瘤や頸動脈狭窄症、もやもや病などに対する外科治療を精力的に行っています。全ての脳卒中診療に関して、開頭術と血管内手術の両方を自院で対応できる体制と取っており、脳動脈瘤に対するクリッピング術と動脈瘤塞栓術、頸動脈狭窄症に対する内膜剥離術とステント術など症例に応じて治療法を十分に検討して決定しています。また、脳梗塞の急性期治療では、血管内治療による血栓回収術も積極的に行っています。脳出血に関しては患者さんのQOLを考慮し、低侵襲の内視鏡手術も取り入れています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 76 1.08 2.25 0.0 70.53
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 57 1.39 4.33 0.0 61.82
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 51 1.96 8.96 0.0 71.63
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 47 0.6 4.57 0.0 44.17
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 46 0.98 2.39 0.0 61.02
外科では、消化器外科、乳腺外科、血管外科という多岐多様な領域の疾患をそれぞれの分野の専門医師が担当し、幅広い外科医療を提供しています。
4大がん(胃がん、大腸がん、肝臓がん、乳がん)を中心に、がんの専門医による手術治療を行っています。また、低侵襲な腹腔鏡下の手術も多く行っており、直腸がん・胃がんについては手術支援ロボットを用いた手術をおこなっています。
乳腺悪性腫瘍手術については、乳房を温存(部分切除)のほか、乳房を残さず全切除する手術も行っています。腋窩(えきか:脇の下)リンパ節に対する手術を同時に行うか否かで術式が異なる場合もあります。
また、上記の表には掲載されていませんが、下肢閉塞性動脈硬化症に対する、血管拡張術・血栓除去術などの血管内治療(カテーテル治療)を行っています。
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 11 32.27 36.73 7.55 78.18
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) 10 13.4 12.7 4.84 63.5
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 - - - - -
K386 気管切開術 - - - - -
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) - - - - -
胃瘻は食べることが難しくなった高齢者において、胃に直接食べ物を入れることができるようになるものです。
内シャント造設術は、血液透析をするために必要な手術です。血液透析では、体内から血液を持続的に取り出し、きれいにしてから体内に戻します。手首などの動脈と静脈を結び付けて血流量の多い太い静脈を作り、ここから透析を行います。この太い静脈が「内シャント」です。
腹膜灌流用カテーテルは、腹膜透析の際に、透析液を注入・排液するために腹腔内に留置する管となります。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 48 5.98 7.06 0.0 81.48
K597-2 ペースメーカー交換術 43 2.0 2.44 0.0 83.26
K5612イ ステントグラフト内挿術(胸部大動脈) - - - - -
K560-22ニ オープン型ステントグラフト内挿術(上行・弓部同時、その他) - - - - -
K5552 弁置換術(2弁) - - - - -
心臓血管外科では、大動脈疾患、後天性心疾患(冠動脈疾患や心臓弁膜症)、不整脈疾患など、幅広い領域の手術に対応しています。また、低侵襲手術にも積極的に取り組んでおり、心拍動下冠動脈バイパス術や小切開による心臓手術に加え、大動脈領域ではステントグラフト治療や、ステントグラフトを用いたハイブリッド手術などにも対応しています。
・ペースメーカー移植術・交換術…主な対象疾患:不整脈
・ステントグラフト内挿術(胸部大動脈)…主な対象疾患:胸部大動脈瘤など
・オープン型ステントグラフト内挿術(上行・弓部同時、その他)…主な対象疾患:胸部大動脈瘤など
・弁置換術(2弁)…主な対象疾患:大動脈弁・僧帽弁などの狭窄症や閉鎖不全症
循環器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 77 1.75 3.35 2.6 71.09
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 40 0.17 10.43 0.0 69.47
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 35 0.94 2.57 0.0 66.06
K5461 経皮的冠動脈形成術(急性心筋梗塞) 27 0.11 16.41 11.11 73.48
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他) - - - - -
急性心筋梗塞、狭心症、不整脈に対するカテーテル手術を行っています。2019年からは心房細動や上室性頻拍性不整脈に対するアブレーション治療(K5951経皮的カテーテル心筋焼灼術)を行っています。
急性心筋梗塞症例へのカテーテル手術でも、発症から12時間以上経過してから来院し手術を行った場合などは、Kコード上「K5492経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症)」の手術の取り扱いとなります。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 72 1.07 4.56 1.39 51.62
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 67 1.0 4.33 0.0 49.78
K877 子宮全摘術 41 1.63 7.85 0.0 56.37
K867 子宮頸部(腟部)切除術 33 0.85 1.03 0.0 43.36
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 32 1.88 8.09 0.0 36.22
産婦人科では、帝王切開術などの周産期手術や子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症、卵巣嚢腫などの良性疾患の手術、子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌、卵管癌、絨毛性疾患などの悪性疾患に対する手術を行っています。また、低侵襲な腹腔鏡手術の導入も積極的に行っています。子宮脱などの骨盤臓器脱の手術に対しては治療後のQOLにも配慮した対応をしています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 239 0.3 1.02 0.0 76.1
K259 角膜移植術 233 1.03 7.13 0.0 66.21
K260-2 羊膜移植術 23 2.91 8.0 0.0 68.91
K224 翼状片手術(弁の移植を要する) 12 1.33 1.08 0.0 63.67
K2821イ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(縫着レンズ挿入) - - - - -
角膜移植については角膜センター・アイバンクと協力し、手術体制を整えています。上記は入院の手術件数となります。外来での白内障手術(水晶体再建術)の2024年度実績は約1,500件です。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0111 顔面神経麻痺形成手術(静的) 20 0.95 5.75 0.0 64.2
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 13 0.54 2.38 0.0 84.08
K628 リンパ管吻合術 10 1.6 5.5 0.0 59.6
K0053 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上)(6歳以上) - - - - -
K0112 顔面神経麻痺形成手術(動的) - - - - -
形成外科では、皮膚の良性・悪性腫瘍などに対し、皮膚科と連携しながら手術を行っています。顔面神経麻痺手術は、麻痺に伴う顔面のゆがみのみを筋膜や糸などにより矯正(再建)する静的再建術、神経や筋肉などを移植して、失われた表情(笑い)や瞼を閉じるなどの動的機能を再建する動的再建の2つに大きく分かれます。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 122 1.36 5.89 0.0 76.52
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 68 1.07 2.66 0.0 65.56
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 56 0.77 4.82 1.54 67.89
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) 51 2.57 2.0 0.0 69.24
K841-5 経尿道的前立腺核出術 29 1.17 5.69 0.0 74.1
泌尿器科では、前立腺、膀胱、腎臓・尿管の悪性腫瘍から尿管結石、前立腺肥大症、過活動膀胱、副腎腫瘍などの良性疾患まで、幅広い手術治療を行っています。  低侵襲治療には特に力を入れており、手術では副腎、腎臓、膀胱、前立腺などのあらゆる臓器に対して内視鏡手術を積極的に導入しています。前立腺がん・腎がん等について手術支援ロボットを用いた手術を行っています。また、腎不全治療にも力を入れ、腎臓移植登録施設となっています。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) 105 1.38 2.21 0.0 51.04
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 90 1.37 2.4 0.0 52.79
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 42 1.4 7.57 0.0 19.14
K347-3 内視鏡下鼻中隔手術1型(骨、軟骨手術) 35 1.43 2.0 0.0 40.26
K347-8 内視鏡下鼻中隔手術3型(前彎矯正術) 33 1.52 2.0 0.0 41.09
耳鼻咽喉科では、急性・慢性の扁桃・アデノイド疾患や慢性副鼻腔炎、頭頚部腫瘍、顔面神経麻痺、突発性難聴、めまい症に対する治療などを行っています。特に好酸球性副鼻腔炎や鼻中隔弯曲症、外鼻変形を含む鼻、副鼻腔疾患における内視鏡下鼻内手術を行っています。さらに、慢性扁桃炎、声帯疾患、頭頸部腫瘍、睡眠時無呼吸症に対する手術も行っています。また、滲出性中耳炎を併発している口蓋裂のお子様の治療は、当院の歯科口腔外科と連携して行っています。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 31 1.23 5.61 0.0 71.13
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 24 1.12 7.92 0.0 69.21
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 14 0.0 1.0 0.0 68.93
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) - - - - -
K513-2 胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術 - - - - -
呼吸器外科では、主に肺の悪性・良性腫瘍や自然気胸、肺嚢胞、縦隔腫瘍の手術を行っています。縦隔腫瘍はもともと発生頻度の少ない疾患ですので、肺悪性腫瘍(肺癌+転移性肺腫瘍)と自然気胸(胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)))の手術が上位を占めます。肺の手術は胸腔鏡下で行うことが増えていますが、病状により開胸することもあります。肺の悪性腫瘍は切除する部分や大きさにより手術の方法が変わるので、2種類が掲載されています。3位の手術は抗がん剤を注入するための管を皮下に埋め込むための手術となりますが、当科の手術だけでなく歯科からも依頼を受け手術を行っています。抗がん剤のたびに腕に針を刺す必要がなくなるだけでなく、常に太い血管が確保されているので抗がん剤注入時の苦痛が減り血管への負担も少なくなります。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 33 0.21 1.73 0.0 76.82
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) 10 0.0 1.4 0.0 52.8
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) - - - - -
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外・長径6~12cm)(6歳以上) - - - - -
K0061 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満) - - - - -
皮膚腫瘍の手術の際は、整容的な面も考慮し、形成外科と協働し手術を行っています。
呼吸器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) - - - - -
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) - - - - -
K6154 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他) - - - - -
K488-4 胸腔鏡下試験切除術 - - - - -
K681 胆嚢外瘻造設術 - - - - -

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 33 0.3
異なる 26 0.24
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 56 0.51
異なる - -
「DIC(播種性⾎管内凝固症候群)」「敗⾎症、その他の真菌感染症」「⼿術・処置などの合併症」が主な治療となった症例数を集計しています。発生率については全退院患者数を分母としています。
「入院契機・同一」とは、入院が必要となった疾患に対して、入院から退院まで主に治療にあたった場合を言います。例えば、敗血症で入院し、敗血症の治療をして退院した場合をいいます。「入院契機・異なる」とは、入院が必要となった疾患とは別に発生した疾患を主に入院中に治療した場合をいいます。例えば、虫垂炎の手術のために入院したけれど、術後に敗血症になってしまい、入院期間中の敗血症に関わる治療の割合の方が虫垂炎の治療よりも多くなってしまった場合をいいます。
「DIC(播種性⾎管内凝固症候群)」「敗⾎症」「その他の真菌感染症」は、重症感染症やがん疾患、免疫抑制剤を使⽤する疾患などの困難な治療に伴って起きることがあります。「⼿術・処置などの合併症」は、難易度が⾼い⼿術・治療ほど発⽣しやすくなります。
当院には医療安全部門が設置されており、⼿術や処置などに伴う合併症のリスクを最小限にするよう細⼼の注意を払っています。
また、患者さんに、治療の必要性だけでなく治療上起こりうる合併症などについてもご説明し治療に同意をいただくよう努めています。

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード

肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
1,667 1,060 63.59
周術期(術前・術中・術後の時期)に、肺血栓塞栓症の予防策(弾性ストッキングや薬、足の運動など)が、必要な方にきちんと行われているかを測る指標です。
肺血栓塞栓症とは、足にできた血栓(血液の固まり)が、血液の流れにのって肺にたどり着き、肺の血管を詰まらせて、呼吸困難やショック(血圧低下)を起こしてしまうことを言います。重症になるとと命にかかわることもあります。手術中や手術後は、長時間の安静や血管の損傷など血栓ができやすくなる要因がたくさんあるため、肺血栓塞栓症発症のリスクが高まります。

血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード

血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
3,853 2,831 73.48
感染症診療の基本である「適切な診断のための検査実施」の質を評価する指標です。
発熱などがあり感染症が疑われるとき、血液を2回に分けて採取し検査することは、原因となる菌の特定が正確にでき、最適なお薬の選択につながります。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード

広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
1,248 1,111 89.02
強い抗菌薬(広域スペクトル抗菌薬)を使うときに、適切に検査を行い原因となる菌を特定し、適切に治療を行われているか図る指標です。
原因菌を特定し適した薬剤を使うことで、不必要な薬剤の使用や薬の効きが悪い菌(耐性菌)ができてしまうことを防げます。

転倒・転落発生率ファイルをダウンロード

退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
145,775 351 2.41
病院がどのくらい転倒・転落に関する安全対策を行っているかを図る指標です。
入院中は病気や薬などの影響で、患者さんの転倒やベッドなどからの転落のリスクが高まります。病院では、転倒・転落を防ぐ取り組みが日々実施されています。

転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率ファイルをダウンロード

退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
145,775 12 0.08
病院の重大な事故を防ぐ仕組みがどれだけ機能しているかを測る指標です。
転倒・転落のなかでも、骨折や頭のけがなど治療が必要な事故(レベル3B以上)がどのくらい起きているかを示しています。

手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率ファイルをダウンロード

全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
2,681 2,620 97.72
手術中の感染を防ぐための取り組みがなされているかを測る指標です。
適切な時間に抗菌薬を投与することで感染予防の効果が最大化されることがわかっています。この指標は、そうした手順が正しく守られているかを見る目安になります。

d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率ファイルをダウンロード

退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
145,457 312 0.21
褥瘡(じょくそう:床ずれ)は適切なケアで防げることが多く、発生率は看護・ケアの質を測る指標といえます。
病気や術後などで体を動かしにくい方は、長時間同じ姿勢でいると皮膚が傷つき褥瘡ができることがあります。これを防ぐケアができているかを知る目安となります。

65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合ファイルをダウンロード

65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
6,748 5,372 79.61
入院して早い段階で栄養の状態をきちんと確認しているかを示す指標です。
ご高齢の方は、病気の回復や合併症に栄養状態が大きく影響します。質の高い医療・ケアやチーム医療が適切に行われているかを見る目安となります。

身体的拘束の実施率ファイルをダウンロード

退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
124,861 11,693 9.36
患者さんの尊厳と安全の両方に配慮したケアが行われているかを示す指標です。
転倒防止などのために手足をしばる「身体的拘束」は、できるだけ避けるべきものです。安全と尊厳の両立をめざす医療文化が成熟しているかを測る目安となります。

更新履歴

2025.9.29
令和6年度 東京歯科大学市川総合病院 病院指標公開