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脳神経外科
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概要

日本脳神経外科学会訓練施設として、常勤医3名(全員脳神経外科専門医)、非常勤医4名(慶應義塾大学病院より)で、365日当直体制を組んでいます。特に2005年4月に脳卒中センターを開設し、市川市における脳卒中急性期医療の中心を担うべく、神経内科医3名(全員神経内科専門医)と協力して24時間体制で脳卒中患者に対応しております。

施設認定

  • 日本脳神経外科学会認定専門医訓練施設
  • 日本脳卒中学会認定研修教育施設

主な対象疾患

脳血管障害
くも膜下出血、脳出血、脳梗塞の外科治療・血管内治療
未破裂脳動脈瘤、脳血管奇形の外科治療・血管内治療

脳・脊髄腫瘍
神経膠腫、上衣腫、髄膜腫、神経鞘腫、類上皮腫、脳下垂体腫瘍、転移性脳腫瘍など

機能外科
三叉神経痛、顔面痙攣、脊椎ヘルニア、脊柱管狭窄症など

その他
頭部外傷、慢性硬膜下血腫、水頭症など

特色

1.脳血管障害に関して

脳血管障害の急性期治療に力を入れています。脳梗塞急性期では、2005年10月に認可された血栓溶解薬tPAの使用適応を守って積極的に投与しております。
認可後、4年で40例あまりに使用しましたが、千葉県内でも有数の使用頻度でした。一方、脳梗塞慢性期では、バイパス術、頸動脈内膜剥離術などを適応を守って行っております。最近の低侵襲医療であるステント治療も行っております。くも膜下出血に関しては、出血原因の脳動脈瘤の治療として、開頭クリッピング術と血管内治療をそれぞれの長所を生かして使い分けています。

脳血管内治療については、カテーテルという細い管を血管の中へ挿入し、
(1)脳動脈瘤をプラチナ製の柔らかいコイルで詰めて破裂しないようにします。
(2)頸部頚動脈や頭蓋内動脈の狭窄部位を、カテーテルの先端についた風船(バルーン)で拡張させ、必要があればステントという金属製のメッシュでできた内張りを留置して支えます。
(3)急な脳梗塞で詰まった血管を薬剤の注入やバルーンでの拡張で再開通させます。
(4)脳動静脈奇形や(硬膜)動静脈瘻に対して、原因部を塞栓して治療します。
(5)脳腫瘍、頭頸部腫瘍、難治性鼻出血などに、(術前)塞栓術や動注化学療法を行います。

従って、(1)脳動脈瘤であれば、開頭術、血管内治療いずれも対応、(2)脳腫瘍や脳動静脈奇形であれば、血管内治療で血管を閉塞後に開頭術が可能です。

2.脳・脊髄腫瘍の治療に関して

十数年前は脳腫瘍の治療は手術で摘出する以外には有効な手段はなく、良性腫瘍の場合には多少の後遺症を覚悟の上で手術を行っていました。現在はガンマナイフ治療(定位放射線治療)の発達と普及により小さな脳腫瘍には手術以外の治療法を選択することが可能になりました。しかしながら発見時にすでに大きくなっていた場合にはやはり手術が必要です。

当院では頭蓋底手術テクニック、術中神経モニターなどを駆使し、術後に後遺症が残存しない手術を心がけています。
腫瘍は必ずしも全摘出を行う必要はなく、何らかの後遺症が出現する危険性が高い場合にはガンマナイフ治療が可能なまでに縮小させることを目標としています。当院にてガンマナイフ治療を受けて頂くことは出来ませんが、築地脳神経科クリニックと協力連携しており、同クリニックにて対応可能です。

脊髄は脳と同じ中枢神経系に属しており、脳と同じ種類の腫瘍が発生しますが、脳と異なりガンマナイフ治療は困難な事が多く、手術を必要とする場合が多いです。脳と同様に手術用顕微鏡を使用して細心の注意を払って摘出を行っています。

3.機能外科治療に関して

機能外科治療として、当院では歯科・口腔外科と共同して三叉神経痛治療に積極的に取り組んでいます。

三叉神経痛とは

会話、食事、歯磨き、洗顔、髭剃り時などに突然片側(右か左のどちらか一側)の口元から顔面や頭に向かって、電気が走るような激しい痛みが生じる病気です。痛みが続く時間は決して長くありませんが、とても耐え難い痛みです。口腔内に何ら原因が無い場合には脳内に原因が隠れている場合があります。最も多い原因は痛みが生じる側の三叉神経が頭の中で、脳血管の圧迫を受けているためとされています。圧迫が長期間に亘ると三叉神経が過敏な状態となり、口周囲の刺激で激しい痛みが生じやすくなると考えられています。

まず、痛みは薬剤にて加療を行いますが、薬剤の効果が不充分な場合や副作用のため服用出来なくなった際には手術を検討します。手術は三叉神経を圧迫している脳血管を移動させ圧迫を解除します。 (以下の術中写真参考、写真は患者様の了解済み)。

三叉神経を圧迫している血管
三叉神経を圧迫している血管

手術で圧迫が解除された三叉神経

その他、頚椎や腰椎疾患による手や足のしびれ、歩行障害に対する手術治療も行っております。
※当科では予定手術の場合には原則頭部剃毛、散髪は行っておりません