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呼吸器内科 臨床専修医募集

当院は歯科大学における総合病院であり、地域における拠点病院として、多くの呼吸器疾患の診療にあたっておりますが、臨床研修病院、大学付属病院として、診療、教育、研究の活動も充実しています。市川総合病院内科呼吸器グループにおける診療、教育、研究について紹介させていただきます。

診療

2005年の厚生労働省の統計によると、死亡原因の1位が癌、4位が肺炎、10位が慢性閉塞性肺疾患(COPD)となっており、呼吸器疾患が上位に入っています。癌の部位別の死亡数では肺癌が最多です。市川総合病院においてもこれらの呼吸器疾患の患者数が増えおります。肺炎、COPD、喘息、気胸の合計で年間約800症例の入院があります。肺癌に関しては新規症例数が年間約130症例であり、胸部X線、CT、気管支鏡やCT下肺生検による診断、ガイドラインに沿った治療方針の検討、化学療法、放射線治療、緩和療法などをおこなっています。市川総合病院は、地域の癌診連携療拠点病院、地域支援病院に指定されており、今後さらに肺癌の症例が増加することが予想されます。後期研修としての3年間にこれらの呼吸器疾患の診断、治療方針の決定、薬物療法、酸素療法、人工呼吸療法、緩和療法などを主治医として実践できることを目標としています。

研修プログラム

専修医1年目

外来では診療時間外や夜間に救急で来院した患者の初期対応にあたります。病棟では主治医として入院患者の診療にあたります。内科学会認定医試験の受験に必要な内科の各分野の症例をまんべんなく経験することを目指します。
呼吸器グループの入院カンファレス(月曜日)、全体カンファレンス(水曜日)に参加し、できるだけ多くの症例の、胸部X線、胸部CTを経験し、画像検査の読影力を向上させます。気管支内視鏡検査に加わり、検査の補助を行います。院内外の研究会や学会(日本内科学会地方会、日本呼吸器学会地方会)において症例報告などの発表を行います。

専修医2年目

外来診療が週1日加わる。初診医として上手な問診によって患者のもつ問題を取り出し、検査をうまく使い、適切に診断し治療していくことができることを目指します。また、入院中に担当した症例を外来で引き続き診療します。気管支内視鏡検査に加わり、指導医のもとで自分で検査ができることを目指します。1年目と同様に呼吸器グループの入院カンファレス(月曜日)、全体カンファレンス(水曜日)に参加し、できるだけ多くの症例の診断や治療方針の決定などの検討に加わります。院内外の研究会や学会(日本内科学会地方会、日本呼吸器学会地方会)において症例報告などの発表を行います。

日本内科学会認定医は臨床研修2年+当院での内科研修1年以上で受験資格を有します。各専門分野の専門医は日本内科学会認定医を取得してから一定の期間を経てからではないと受験資格がありません。したがって、後期研修1年終了後にできるだけ取得できることを目標にしています。受験の際には、受け持ち症例の病歴要約が必要です。詳細は日本内科学会のホームページを参照してください。そのうち、呼吸器の分野では、呼吸器疾患、感染症、外科転科症例、救急症例を受け持つことができ、できるだけ病歴要約に適した、典型的な症例、興味ある症例を担当できるように配慮します。また、病理解剖、症例報告につながるように呼吸器グループとしてサポートしていきます。

専修医3年目

呼吸器疾患の診断、治療、外来での治療継続などが独立してできることを目指します。病棟において呼吸器疾患を中心に10~15症例の主治医となり、治療方針を決定したり、患者・家族へ病状を説明します。もちろん、全ての症例について入院カンファレス(月曜日)、全体カンファレンス(水曜日)において、診断や治療方針を検討します。その際に上手に症例提示ができ、積極的に検討に加われることを目指します。また、積極的に日本内科学会地方会、日本呼吸器学会地方会において症例報告を行い、さらには、臨床研究の発表ができることが理想です。

取得可能な認定・専門医

日本内科学会総合内科専門医は日本内科学会認定医を取得後、当院での内科研修3年以上で受験資格を有します。受験の際には、受け持ち症例の病歴要約が必要です。詳細は日本内科学会のホームページを参照してください。日本内科学会総合内科専門医の取得を希望する場合には、専修医3年目以降であっても、呼吸器、感染症、アレルギー疾患のみならず、内科の他のグループと協力して、消化器、神経、内分泌の分野など内科の他の領域の疾患も受け持つことができ、できるだけ病歴要約に適した、典型的な症例、興味ある症例を担当できるように、配慮します。また、将来、呼吸器以外の専門に進まれる専修医が日本内科学会総合内科専門医の取得を目指す場合に、呼吸器グループとして病歴要約に適した呼吸器疾患を受け持つことができるように協力します。

日本呼吸器学会の呼吸器専門医は日本内科学会認定医の資格を取得した年度も含めて、3年以上の学会会員歴と当院での研修歴(当院は呼吸器学会認定施設です)を経て受験資格を有します。以下に専門医取得のための経験が必須となっている検査、診断、治療、手技の項目を簡単に示します。詳細は日本呼吸器学会のホームページを参照下さい。

さらに、日本呼吸器内視鏡学会研修施設、日本感染症学会連携研修施設、日本臨床腫瘍学会研修施設にも認定されており、これらの専門医資格を取得するための研修も可能です。

検査
  • 血液一般検査および生化学
  • 胸部X線診断法の透視、単純撮影
  • 気管支内視鏡検査(気管支鏡、末梢病巣擦過法、気管支肺胞洗浄)、ガイドシース併用気管支内超音波断層法(EBUS-GS法)、経気管支肺生検法
  • 胸腔穿刺法、胸腔ドレナージ法
  • 心電図
  • 呼吸機能検査法(スパイログラフィー、肺気量分画、フローボリューム曲線、動脈血ガス分析、経皮的酸素飽和度モニター)
診断、治療経験の必須な主要疾患
  • 感染症および炎症性疾患(急性上気道感染症、急性気管支炎、ウィルス肺炎、マイコプラズマ肺炎、クラミジア肺炎、細菌性肺炎、嚥下性肺炎、肺化膿症、肺真菌症、肺結核症、非定型抗酸菌症)
  • 慢性閉塞性肺疾患
  • びまん性汎細気管支炎
  • 気管支喘息
  • 気管支拡張症
  • 特発性間質性肺炎(肺線維症)
  • BOOP
  • 無気肺
  • じん肺症(珪肺症、石綿肺)
  • 肺うっ血、肺水腫
  • 肺血栓塞栓症、梗塞症
  • 肺性心
  • ARDS
  • アレルギー性肺疾患(急性好酸球性肺炎、PIE症候群、過敏性肺炎)
  • サルコイドーシス
  • 薬剤性肺炎
  • 放射性肺炎
  • 膠原病および類縁疾患に伴う肺病変
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 良性腫瘍
  • 悪性腫瘍
  • 呼吸不全
  • 気胸
  • 胸膜炎
  • 縦隔腫瘍
手技の経験
  • 胸部X線透視  30件
  • 気管支鏡  50件
  • 末梢病巣擦過法  30件
  • 経気管支生検・経気管支肺生  30件
  • 気管支肺胞洗浄  20件
  • 内視鏡的気道吸引  10件
  • 胸腔穿刺法  20件
  • 動脈採血  50件
  • 酸素療法  50件
  • 吸入療法  30件
  • 人工呼吸管理  5件
  • NIPPV  5件
  • 気管内挿管  10件
  • 心マッサージ  10件
  • 胸腔ドレナージ  10件

当院は呼吸器疾患の症例数が豊富であり、年間の入院症例数が800症例、新規の肺癌症例が約130症例、気管支鏡検査が約180件あります。したがって、定められた期間でこれらの検査、診断、治療、手技を経験し、上記の項目をクリアーし、呼吸器専門医の受験資格を得ることができます。

週間スケジュール

月曜夕方 新入院カンファレンス
水曜午後 気管支鏡検査
水曜夕方 全症例カンファレンス
水曜午後 病棟回診
これに、専修医1年目は週に1回時間外救急外来担当、2年目以降は週に1~2回外来診察があります。

呼吸器グループ医師の紹介

現在、以下の4名の呼吸器専門医師が診療に携わっています。

寺嶋 毅
(教授)
日本内科学会指導医、総合内科専門医、日本呼吸器学会指導医、呼吸器専門医、がん治療認定医、がん薬物療法専門医、気管支鏡専門医、ICLSディレクター、JMECCディレクター、インフェクションコントロールドクター、日本体育協会認定スポーツドクター
松崎 達
(講師)
日本内科学会認定内科医、総合内科専門医、日本呼吸器学会呼吸器専門医、がん治療認定医、気管支鏡専門医
中島 隆裕
(助教)
日本内科学会認定内科医、総合内科専門医、日本呼吸器学会呼吸器専門医、がん治療認定医、気管支鏡専門医
池村 辰之介
(助教)
日本内科学会認定内科医、日本呼吸器学会呼吸器専門医
佐藤 美奈子
(臨床専修医)
日本内科学会認定内科医、日本呼吸器学会呼吸器専門医
岩見 枝里
(臨床専修医)
日本内科学会認定内科医

研究

慶應大学医学部呼吸器内科と連携があり、専修医3年目から、週1日、研究日として学位取得を目指した基礎研究に従事することも可能です。呼吸器グループのメンバーが臨床に従事しながら、学位取得のための研究もできるように、お互いにサポートするなど、臨床と研究が両立できる環境を整えるように努めております。一方、臨床研究では、症例数の豊富さをいかして、肺癌、喘息、COPD、肺炎などいろいろな分野で臨床論文を発表してきました。今後も、臨床と関連した研究を進め、市川病院から新たな情報を発信できればと考えています。また。興味ある症例については、積極的に症例報告したいと考えています。

業績(過去3年)

教育

学生の講義や研修医の育成など若い世代の教育にたずさわることで、自分自身の知識の整理になります。教育に興味を持っている場合や、臨床研修をしっかりやりながら、まだ余裕がある場合には、教育に携わることも可能です。歯科学生に対する内科学の講義やポリクリの補助や初期臨床研修医へのクルズスなどいろいろあります。

まとめ

東京歯科大学市川総合病院内科、および呼吸器グループは

  • 増加する呼吸器疾患
  • 豊富な症例数
  • 地域における呼吸器専門医として紹介患者の受け入れ
  • 地域がん診療連携拠点病院
  • 歯科大学における総合病院
  • 臨床研修病院

という性格を持っています。地域の中核病院として多くの症例を紹介していただき、豊富な症例に恵まれており、症例数を蓄積することで、診療の質を高めるとともに、検討を加えて、研究に結びつけること、研修医にいろいろな症例を経験させてあげること、認定医や専門医の資格を取れるようにすることを考えています。

新たに呼吸器を専門とする医師を加えて、診療、研究ができる環境を整備できるように、指導、サポートしていきたいと考えております。是非、我々のグループに加わっていただけることを期待しています。