2023年6月30日（金）、7月1日（土）に京王プラザホテル（東京都）において開催された、第35回日本肝胆膵外科学会学術集会にて、市川総合病院外科の瀧川 穣准教授が理事長賞を受賞した。本賞は、学会学術集会に応募された一般演題のうち、特に優れた3演題が選出されるものである。受賞演題は、「A prospective study investigating early diagnosis of pancreatic cancer by surveillance of patients with a local constriction of the pancreas "K-sign" by computed tomography」と題して、松井淳一教授、瀧川准教授をはじめとする市川総合病院外科チームおよび放射線スタッフが発見した、膵臓がん発症前のCT所見 “K-sign”を持つ患者30人を前向きに観察し、5人(17.6%)に早期膵臓がんを診断、根治的切除を行ったことを報告した。発症前画像より膵臓がんを診断治療した、前向き臨床研究であった点などが評価された。
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（左から)松井教授、瀧川准教授、遠藤 格日本肝胆膵外科学会理事長（横浜市立大学外科教授）