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内科学講座は市川総合病院内科・消化器内科・循環器内科・呼吸器内科・神経内科、水道橋病院内科により構成され、脳神経、循環器、呼吸器、消化器、腎臓・高血圧、糖尿病・内分泌、代謝・栄養、リウマチ・膠原病、血液、感染など全身の疾患や臓器の診療・研究・教育に従事しています。患者様のQOL(quality of life)を尊重し、基礎・臨床医学の最新の成果を患者様やご家族に最も喜ばれる形で還元することをモットーに診療を行っています。
当院は歯科大学の総合病院としてアカデミックな風土をもちつつ、その役割は急性期病院、地域支援病院であり、指導医は臨床と研究の経験、能力を有し、臨床と研究志向をともに大切にしようというコンセンサスを共有しています。大学病院というリサーチに理解がある環境と、急性期病院、地域支援病院という優れた指導医の下で豊富な症例を経験できる当院の独自性、メリットを生かした教育環境を提供します。 各領域別の回診、各診療科のカンファレンス、病棟での症例検討、CPC、キャンサーボード、クルズス、ベッドサイドティーチング、指導医による研修医へのマンツーマントレーニングなどを通して、知識や技能に偏らずに、患者に人間性をもって接すると同時に、医師としてのプロフェッショナリズムとリサーチマインドの素養をも修得して可塑性が高く様々な環境下で全人的な内科医療を実践できる能力を養成します。そして、患者様やご家族の気持ちや立場を十分に理解し、病んだ人のために尽くす医師を輩出します。 慶應義塾大学医学部の5年生が地域基盤型実習として、6年生がアドバンストポリクリとして毎年数名病院実習をしています。 世界的にも稀な歯科大学附属総合病院として、歯科学生・研修医に口腔と全身の異常・疾患やその相互関係、全身管理につき講義、スモールグループティーチング、ベッドサイドティーチングを通した教育を積極的に行っています。
千葉県市川市(人口40数万人)において急性期中核病院として主に2次から2.5次の地域の救急医療を担っています。診療科26、各部門の専門センターを有する病床数570の総合病院であり、地域医療支援病院、日本病院機能評価機構認定、地域がん診療連携拠点病院、臨床研修指定病院などの指定を受け、地域社会から求められる総合病院としての使命を果たしています。脳卒中センター、心臓病センター、ICU、CCU、HCU、ECUに加え、SCUも開設され、地域医療支援病院としてしっかりと役割を果たすよう努めています。市川を含め、周辺の松戸市、船橋市、東京都江戸川区などからの紹介患者も少なくありません。患者層の特徴として高齢者が多く、医療圏の診療所と密に病診連携をとりながら地域医療を支えています。内科の各診療科の専門医がそろっており、各分野間では密接な協力と頻繁な知識・経験・情報の交換がなされています。臨床のアクティビティが高いこと、教育熱心な医師が多いこと、各診療科の垣根が低いこと、co-medicalを含めたチーム医療が活発に行われていることなど、充実した仕事を楽しく誠実に行う雰囲気に溢れています。