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口腔健康科学講座 スポーツ歯学研究室

口腔健康科学講座 スポーツ歯学研究室

口腔健康科学講座 スポーツ歯学研究室

講座・研究イメージ

スポーツ歯学研究室は、その目的を正しい栄養摂取と体力作り、健康の維持、増進のための歯と口腔の健康管理、顎口腔領域におけるスポーツ障害の安全対策とその指導、そしてスポーツ外傷の治療、さらには顎口腔領域の機能と運動能力との関係の解明などを中心とし、トップアスリートはもちろんのこと国民全体の健康づくりをサポートするとしています。
1998年10月、スポーツ歯科医学の本格的な研究室としてスポーツ歯科外来における臨床的活動を行うべく、世界で初めて東京歯科大学に開設されました。スポーツ歯学研究室では、アスリートをはじめ児童から一般成人までのスポーツ、また“Quality of Life”の維持向上をスポーツを通して楽しむ年配者、さらに身体に障害を持ちながらもスポーツ競技にチャレンジするアスリートなどを含め、幅広い見地から歯科的サポートを考えています。

教育

教育内容イメージ

教育内容イメージ

スポーツ歯学が生まれてきた背景にはプロフェッショナルスポーツ選手と歯科医学の接点の出現と、歯科保健・医療におけるトレンド、すなわちその構造の変容という大きな2つの理由があります。また一方では一般国民や運動選手がスポーツと歯科医学の関係に興味を示しはじめ、この2つの流れを受け入れる人的資源が必然的に要求され、スポーツデンティストという概念が生まれました。 スポーツ歯学は、従来の歯科医療にスポーツ歯学の知識を加え、ミックスした総合的歯科医学です。あくまでもフィールドワークが主役の実践的歯科医学でなければならず、これを習得するための講義や実習を行っています。
すなわち、1. スポーツ外傷への正しい理解や処置方法,2.競技スポーツ・学校体育・生涯健康スポーツに対する歯科医学観点からのアプローチ方法、3. 適切なマウスガードの製作・調整方法、4. 口腔の状態と全身状態との関連などについて最新の研究報告や今後の動向などを含めた教育を行っています。

研究

研究内容イメージ

研究内容イメージ

当研究室では、スポーツ歯学の目的のうち顎口腔系への外傷・障害予防および運動能力との関連の解明を中心に以下のような研究を行っています。
1. 顎口腔領域の外傷・障害予防効果に優れた新規マウスガード材料および製作法の開発。
2. 3Dプリンティング技術を応用したマウスガード・フェイスガードの製作。
3. 咬合状態の相違が顎顔面頭蓋の安全性に及ぼす影響。
4. 各種運動動作と咬合・頭頸部筋活動との関連性について。
5. 顎口腔系の状態変化が全身状態に及ぼす影響(咀嚼・咬合変化が全身の筋活動、重心動揺、脳機能などに及ぼす影響)
6. 口腔機能とウェルビーイングとの関連性について(有酸素運動×咀嚼運動によるストレス緩和効果、運動習慣と歯槽骨密度の関連性)

臨床

臨床イメージ

臨床イメージ

臨床イメージ

スポーツには怪我がつきものです。特に、動きの早いスポーツ、コンタクト(接触)の多いスポーツでは、脳震盪を含め顎口腔領域への怪我の発生率が高くなっています。児童から成人まで、スポーツを楽しむには、まず安全であることが重要です。これらの怪我から顎口腔領域を保護する装置としてマウスガード(マウスピース)があります。
健康スポーツ歯科では、各種競技のプロ・アマの選手から一般スポーツ愛好家の顎口腔領域へのスポーツ外傷、障害の診断、治療およびマウスガードの提供を個人レベルからチーム単位で行っており、最近では顎顔面への保護装置としてのフェイスガードの提供やHead Injury Assessmentプロトコルに導入されたiMG(Instrumented Mouthguard/センサー付きスマートマウスガード)の提供も行っています。 咬合の不調和や口腔内環境の悪化がスポーツパフォーマンスに及ぼす影響なども考慮し総合的歯科診療も行っています。また、睡眠時無呼吸症と診断された方や睡眠時ブラキシズムの方への口腔内装置の提供や睡眠衛生指導、口腔内管理を行っています。

スタッフ

教授中島 一憲
助教筒井 新