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2025.10.31
2025年9月26日(金)から28日(日)に、パシフィコ横浜(横浜市)にて開催された第25回日本歯科医学会学術大会において、口腔病態外科学講座の加藤禎彬助教がポスター賞(若手研究者部門)を受賞した。
受賞演題は「マウス咬筋を用いた老化関連物質の発現解析」であった。オーラルフレイルの概念が新しくなり、その予防と対策が今後の重大な課題となっている。そのためには、口腔領域におけるサルコペニアの病態の解明が必要不可欠である。当講座ではこれまで、咬筋組織の老化に着目した研究を進めてきた。本研究では、咬筋組織の老化に伴う代謝変動とオートファジー関連タンパク質の発現解析を行ったその結果、咬筋は生命維持に関わる高活動性の筋であるため、老化においてもオートファジー機構が維持されている可能性が示唆された。この結果が病態解明の基盤構築に繋がることが期待される。
受賞した加藤助教(右)と片倉 朗教授
受賞した加藤助教(中央)と星野照秀非常勤講師(右)、片倉教授
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