本文へ

東京歯科大学東京歯科大学短期大学

【全:大学日】ヘッドボタン

  • 歯学部オープンキャンパス日程
  • ENGLISH
  • 歯学部学生ポータルサイト
  • お問い合わせ

ページタイトル

TOPICS 一覧・詳細

お知らせ表示

2025.10.31New

News

小林嵩史助教 日本補綴歯科学会第134回学術大会において課題口演賞を受賞

 2025年5月16日(金)から18日(日)に、出島メッセ長崎(長崎市)で開催された日本補綴歯科学会第134回学術大会において、老年歯科補綴学講座の小林嵩史助教が課題口演賞(Smart Prosthodontics部門)を受賞した。受賞演題名は「無歯顎顎堤の顎堤の高さが口腔内スキャナによるスキャン精度におよぼす影響」であった。本賞は、一次審査により各部門3名のファイナリストが選出され、学術大会当日の課題口演コンペティションにおいて発表および質疑が行われた結果、授与されるものである。

 近年、CAD/CAM技術を応用した総義歯製作法が発展してきているが、使用中の義歯を口腔内スキャナ等でスキャンし、新義歯製作に応用するフローに演者らは着目した。本演題は、口腔内スキャナを用いた義歯のスキャン精度に対する、顎堤の高さ等の義歯形態の影響について検討したもので、顎堤の高さに関わらず臨床的許容範囲内の精度は得られたものの、顎堤高さが低いほど精度は高いことを報告した。本研究結果の臨床的な有益性やプレゼンテーション、質疑応答などの観点から高い評価が得られた。本演題から得られた知見は、口腔内スキャナを義歯のスキャンを応用した義歯製作法の確立に有用であり、更なる研究の発展が期待される。


受賞した小林助教(中央)と共同演者の上田貴之教授(左)、竜 正大准教授

一覧へ