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衛生学講座

衛生学講座

衛生学講座

講座・研究室紹介イメージ

衛生学講座が研究室として正式に誕生したのは、昭和28(1953)年4月です。この時の名称は衛生学・口腔衛生学研究室でした。その後、昭和33(1958)年3月に大学院が設置され、衛生学講座が誕生して、上田喜一主任教授と竹内光春教授が就任しました。さらに昭和37(1962)年に口腔衛生学講座(竹内光春主任教授)が衛生学講座より独立して創設されました。それ以後、衛生学講座は西村正雄教授が、口腔衛生学講座は高江洲義矩教授が主任教授を引き継ぎましたが、平成 3(1991)年4月から2講座が再統合し、現在の衛生学講座(高江洲義矩主任教授)となり、平成13(2001)年に松久保 隆主任教授、平成26(2014)年より杉原直樹主任教授が講座を運営しています。現在は、名誉教授3名、教授1名、准教授1名、講師1名、歯科衛生士1名と客員教授3名、客員講師1名、非常勤講師11名、大学院生1名、専攻生3名で教育、研究、社会活動にあたっています。

教育

教育イメージ

本講座が担当する衛生学・口腔衛生学は衛生統計学、公衆衛生学および予防歯科学の臨床教育までをも含む広学問領域でもあることから、知識教育の比重が非常に大きくなっています。しかしながら、6年間を通した縦断的な教育の実践や効果的・効率的な講義実習を実施することにより、知識だけでなく、自分で考え自分で行動できる問題解決能力を兼ね備えた人材の育成を目指しています。そして、地域を評価する目を養い、さらには地域の歯科医師会や学校歯科医などの地域保健活動のリーダーとして関与できる歯科医師の育成に取り組んでいます。 主な学生教育としては、衛生学講義(第2学年後期、第3学年前期)、衛生学実習(第3学年前期)、口腔衛生学講義(第3学年後期、第4学年前期)、口腔衛生学実習(第4学年前期)であり、その他、第4学年地域包括ケアと高齢者の歯科診療、第5学年臨床実習中の基礎講義、第6学年総合講義を担当しています。また大学院教育では、医療統計学および疫学についての教育の他に、EBM教育を実施しています。臨床疫学教育により、臨床判断能力の確立や臨床疫学研究論文作成についてのサポートを行い、グローバルに活躍できる臨床歯科医、研究者および認定医・専門医の養成に寄与したいと考えています。なお、本講座は日本口腔衛生学会指導医が2名、日本老年歯科医学会老年歯科専門医・指導医が1名おり、日本口腔衛生学会認定研修機関(第21号)および日本老年歯科医学会専門医研修施設(第74号)でもあります。

研究

研究内容イメージ

研究内容イメージ

衛生学講座では現在3本の研究の柱を立てています。第一が疫学研究です。疫学研究は衛生学・口腔衛生学分野で最も基本となる学問です。歯科疾患について地域集団(学校、職域、高齢者)を対象としてフィールド調査により分析疫学研究を行っています。また患者様を対象とした臨床研究への展開に加え、エビデンスを確立するためのランダム化比較試験やシステマティックレビューまで幅広く研究を行っています。また、NDB(レセプト情報・特定健診等情報データベース)を用いた歯科疾患と全身疾患との関連についての研究や新規カリエスリスクアセスメントツール(CRASP)を用いた口腔内状態と口腔保健行動の比較にも取り組んでいます。2つ目は応用研究、とくに独自の評価系の技術を持った研究の展開です。現在行っているのは、予防歯科学分野において最もベーシックなフッ化物応用に関する研究であり、微量拡散法と水蒸気蒸留法を用いたフッ化物濃度測定方法の検討、食品中フッ化物含有量の測定、歯の硬組織のフッ化物応用による耐酸性向上の検討を行っています。また、新規ブラッシングテクニックの開発や各種洗口剤の抗菌力の比較研究などを実施しています。3つ目が新しい基礎研究分野の開拓を目指した研究です。現在、時計遺伝子のメカニズムについての研究に着手しており、概日リズム(サーカディアンリズム)について、その中の、とくに時計遺伝子に着目して、人の唾液分泌の日内変動メカニズムを解明する研究を進めています。

歯磨剤を変えずにう蝕予防効果や薬効を高めることができる歯磨き方法(PTD 法)を開発しました。

ナノ粒子卵殻由来アパタイトを用いた歯面塗布法は優れた脱灰抑制効果があることを明らかにしました。

生体安全性が高く、歯の深部に浸透して耐酸性を強化する新規う蝕予防法を開発しました。

スタッフ

スタッフ

教授 杉原 直樹
准教授 石塚 洋一
講師 佐藤 涼一
歯科衛生士 今井 光枝