本文へ

東京歯科大学東京歯科大学短期大学

【全:大学日】ヘッドボタン

  • 歯学部オープンキャンパス日程
  • ENGLISH
  • 歯学部学生ポータルサイト
  • お問い合わせ

ページタイトル

歯科麻酔学講座

歯科麻酔学講座

歯科麻酔学講座

講座・研究イメージ

 東京歯科大学歯科麻酔学講座は、1968年に歯科大学・歯学部として日本で3番目に設置された、約50年の歴史を有する講座です。創設以来、安全で快適な歯科治療を提供するための「歯科患者の全身管理」を講座のメインテーマとして教育・研究・診療活動を実施してきました。現在の超高齢社会の中で、手術室の全身麻酔ばかりでなく、高齢の患者様、障がいや医科疾患を抱えた患者様、そして歯科治療恐怖症や強度の嘔吐反射など、歯科治療の際に体調の変化を起こしやすい患者様に対して安全で快適な歯科治療を提供すべく、また口と顔面の痛みや麻痺、しびれの治療を行うために、全身管理およびペインクリニックの診療と、それに関連する研究および教育活動を行っています。
 講座の関連施設として、以下の施設で医科麻酔科研修をさせていただいています。
 東京歯科大学市川総合病院、東京大学医学部附属病院、獨協医科大学さいたま医療センター、国立国際医療センター、神奈川県立こども医療センターなど
 地域医療への協力として以下の施設に医局員を派遣しています。
 練馬つつじ歯科診療所、船橋市さざんか歯科診療所、群馬県歯科総合衛生センター、茨城県歯科医師会口腔センター水戸、茨城県歯科医師会口腔センター土浦、千葉西総合病院、東京都立駒込病院など

教育

教育内容イメージ

教育内容イメージ

 歯科麻酔学とは、単に治療時の疼痛除去にとどまらず、快適な歯科医療の提供、さらに患者様の生命の安全を守るために全身状態の評価と管理を研究する学問です。そこで、講義では、局所麻酔法、精神鎮静法、全身麻酔法、ペインクリニック、歯科治療時の全身管理(有病者・障がい者・高齢者・小児)、救急処置法についての知識の修得を目標としています。また、基礎実習では局所麻酔法、バイタルサインの観察および救急蘇生法の手技の修得、臨床実習では、患者へのモニタリング機器の装着、全身麻酔症例の麻酔記録作成など診療参加型臨床実習と局所麻酔や静脈確保の学生相互実習を行っています。  このように、すべての患者様の安全性と快適性を確保するために、歯科麻酔学の知識と技能を十分に応用できる能力を持った歯科医師を養成することを目標として、歯科における全身管理学としての教育を行っています。

研究

研究内容イメージ

研究内容イメージ

研究内容イメージ

 講座のメインテーマである、安全で快適な歯科治療を提供するための「歯科患者の全身管理」を踏まえて、様々な臨床研究や基礎研究を行っています。
・歯科患者の全身管理に関する研究
 全身麻酔や静脈内鎮静法を中心とした、薬物を用いた全身管理について、様々な臨床研究を行っています。近年は遺伝子解析も応用しています。
・より良い全身麻酔法の開発に関する研究
 出血量を抑え、術後の早期回復につながる口腔外科手術のための全身麻酔法について、動物実験によって研究しています。
・局所麻酔に関する基礎的・臨床的研究
 より良い効果を得るために局所麻酔法の改良を目指した基礎的・臨床的研究を行っています。
・痛みに関する研究
  口腔外科手術後の痛みについて、遺伝子解析を用いて鎮痛薬の有効性を予測する個別医療の研究を行っています。また、口腔顎顔面領域の痛みの神経生理学的機序について、細胞レベルでの研究を行っています。
 これらの研究をより充実させるために、本学生理学講座、薬理学講座、生化学講座などと共同研究を実施しています。また、学外では東京都医学総合研究所との共同研究を実施しています。

臨床

臨床イメージ

 2022年の水道橋病院と千葉歯科医療センターの歯科麻酔科管理症例は、1年間に全身麻酔が約1100症例、精神鎮静法が約6300症例、ペインクリニックが約1700症例となっています。これは全国の歯科大学の中でも類をみない臨床実績です。すべての患者様が安全で快適な歯科治療を受けていただけるように努力しています。また、病院内で歯科治療中に患者様が気分不快や体調の変化を訴えられた場合には、歯科麻酔科医が内科医と協力しながら救急処置を行っています。全職員に対して救急処置に関する研修を行うことで、病院全体の医療安全と救急対応能力の向上につとめています。

スタッフ

スタッフ

教授一戸 達也
准教授小鹿 恭太郎
講師半田 俊之
川口 潤
吉田 香織
助教江里口 麻子
小崎 芳彦
齋藤 菜月
森井 雅子
レジデント津谷 瑠理
髙島 恵子
専修科生中久喜 藍
宮本 佳織
山本 真歩
西野 桃加
野村 莉花