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2025.06.05
2025年6月1日(日)、GCコーポレートセンター(東京都文京区)において日本補綴歯科学会が主催する第7回JPS Student Clinical Skills Competitionが開催された。
本コンペティションは、的確な臨床判断能力と高いレベルの臨床技能を持ち、将来の補綴歯科臨床で活躍する歯学部学生を育成することを目的とした学生技能コンペティションである。2019年より始まった本コンペティションは、今回から文部科学省の後援を受けて実施され、第1位には文部科学大臣賞が授与された。実技課題は、より幅広く臨床的な要求に応えられるように、CAD/CAM冠の保険適応の拡大に対応した内容として、ハイブリッドレジンでのCAD/CAM冠を想定した下顎左側第一大臼歯の支台歯形成であった。
全国の歯科大学・歯学部の代表者が参加した1次審査により上位6名が選抜され、同会場にて最終選考が実施された。本学では、希望した第5学年の中から学内選考を行い、本学の代表者1名を決定した。その後、主にクラウンブリッジ補綴学講座の露木 悠講師の指導のもと、臨床実習プログレス期間から約2か月間、実技試験のための自主練習を行った。最終選考に選抜された第6学年石坂大昴さんは、最終選考の実技試験においても実力を発揮して、第3位入賞である日本補綴歯科学会学術委員長賞を受賞した。本人の努力はもとより、本学における技能教育や診療参加型臨床実習の成果が実を結んだ結果である。
澤瀬 隆日本補綴歯科学会学術委員長(長崎大学:中央左)と共に記念撮影をする石坂大昴さん(中央右)、 引率したクラウンブリッジ補綴学講座の四ツ谷 護講師(右)と老年歯科補綴学講座の上田貴之教授
審査直前に円陣を組む参加学生達
二次審査の実技試験(支台歯形成)を行う石坂さん
【主催者ホームページ】
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